本日もブログをご覧くださりありがとうございます。前回九州旅の記事を投稿しましたが今回は北海道。3月ということなのでもう暖かいかと思いましたがまだまだ寒さが残ってました。5日間の長旅だったので2回に分けて投稿します。
1 函館バスのお得すぎるフリーパス
2024.3.2
大宮(19:45)→(23:29)新函館北斗(23:38)→函館(23:57)
仕事を終えてから新幹線に3時間以上乗車。仙台、盛岡あたりまではそこそこ乗客がいましたが新青森を過ぎたら1車両に数人という状態でした。やはり北海道まで新幹線だけで行く人はかなり珍しいかと思います。その後はこだてライナーに乗って函館駅まで乗車して宿泊。北海道は仕事終わりでも鉄道だけで行くことができるので皆さんもやってみては?
2024.3.3
函館(6:50)→木古内(7:54)
ホテルで朝食を食べてこの日は函館周辺を鉄道と路線バスで小旅行。道南いさりび鉄道の一日乗車券を購入しました。今回は「Dohna!!」というサイトでスマホ乗車券として購入しました。クレジットカード決済ができて何よりも窓口に行かずとも購入ができるのでとても便利。
道南いさりび鉄道の車窓はまだまだ冬景色。ちなみに2021年12月にも函館、松前周辺を旅行しましたがその時は町をあまり訪れてないので今回は途中下車をできるだけしていきます。
木古内(9:05)→青函トンネル記念館前(9:58) 函館バス
木古内駅で下車して周辺を散歩してここから函館バスに乗って北海道最南端の町を目指します。ここでも函館バスの「江差・松前周遊フリーパス」をスマホで購入。
今回の函館バスのフリーパスは地図の中の赤く示された区間が3日間乗り放題となるものでこの時は4000円で発売されていました。2024年4月1日発売分より3日券は5500円に改定されました。2日券も4000円で発売されてます。
バスは北海道新幹線を横に眺めて走ります。木古内から松前まではかつては松前線(1988年廃止)が走ってました。
バスを途中下車して福島町の役場を訪問しました。ここにはかつて渡島福島駅がありました。福島町は過去に2人の横綱力士を輩出してることから毎年「女性だけの相撲大会」が開催されるのは有名。
福島町の青函トンネル記念館は冬季休館だったので外から眺めるだけ。その青函トンネルにかんして福島町では2本目の青函トンネルを掘ろうという構想が持ち上がってます。現在青函トンネルは新幹線と貨物列車が共用して走行してるので2本目ができれば列車本数が増えそうですね。作るとなればいくらかかるんだろう…
青函トンネル記念館前(10:33)→しりうち道の駅(10:58) 函館バス
福島町からは一度通った知内町へバスで逆戻り。地方はバスが少ないので下りと上りをうまく組み合わせることで訪問できる場所が増えます。この手法は鉄道ファンが複数の駅を訪問する際にも使われます。
道の駅近くには就労支援事業所が開くパン屋があったのでパンを購入。町特産のにらをつかったカレーパンの他、菓子パンやイカフライもあったので美味しくいただきました。これだけ買って500円でおつりが来ました。安すぎます!
あすなろパン工房 しりうち店
〒049-1221 北海道上磯郡知内町湯ノ里48―1
10:00~15:00
01392-5-5588
道の駅近くには北海道新幹線が走っていてそこでは一緒に走る貨物列車を見ることができました。引っ張る赤の機関車は青函トンネル専用仕様でこれから本州へ渡ります。
しりうち道の駅(11:38)→松前出張所(12:46) 函館バス
昼食を食べてバスで松前線の終点を目指します。途中通過したのは北海道最南端の地白神岬。
終点の松前出張所に着きました。函館バスのカラーリングはなんだか東急バスとおんなじカラーリング。それもそのはず、函館バスはかつて東急グループに属していたことがありこのカラーが函館地区では多く見られます。営業所周辺はなにもないので散歩…。
松前出張所(13:49)→交流館前(14:33) 函館バス
松前出張所からは通称「大漁くんバス」で海岸線を北上。運賃はたった100円で地元の方がとても多く乗車していました。
交流館前(14:38)→江差T(15:40) 函館バス
大漁くんバスを終点まで乗ってもこの江差ターミナル行には2分で乗り継ぎができます。終点まで乗客は私以外誰もいませんでした。誰もいないことはない。
空気というお客さまがいる
運賃は無料でいくらでも詰め込めて誰にも迷惑をかけない最高のお客さま!しかし運賃は無料な故多すぎると赤字が増えるだけ、そもそもバス会社が提供してる商品は空気輸送ではなく人を輸送することです。変なこと言ってすいません…
江差T(15:47)→陣屋団地(15:52) 函館バス
江差ターミナルからはさらに北の熊石方面に向かう路線バスに乗って団地へ。
団地に到着しましたがその目的はこれ。かつてのJR江差駅の跡地です。江差線は2014年にここから木古内までの区間がJR北海道内で最も少ないことから廃止、その後2016年に北海道新幹線ができて残った木古内~五稜郭の区間が第3セクター「道南いさりび鉄道」に変わりました。
南ヶ丘通り登り口(16:03)→木古内駅(17:37) 函館バス
旧江差駅滞在は1分で済ませて団地近くのバス停から旧江差線をバスで旅します。沿線は写真のような高架橋が数多く残っておりまだ走れるんじゃないかと思いました。
木古内駅近くで夕食。上ノ国町の豚肉を使ったハンバーグでジューシー、卵はふわとろでした。
和洋亭苑あおき
〒049-0422 北海道上磯郡木古内町本町240
11:00~20:00
01392-2-2052
木古内駅から徒歩4分
食べた後は函館に移動して洗濯、おやすみなさい…
2 函館の北西、奥尻をバスでドライブ
2024.3.4
函館駅(7:09)→汐首灯台(8:12) 函館バス
おはようございます。ホテルをチェックアウトしてバスで函館市内の灯台へ向かいました。利用路線は「江差松前フリーパス」対象外なので運賃をICカードでお支払い。函館バスは全路線でICカードが使えるので南は松前、北はなんと長万部、瀬棚エリアまで使えます。
バス停から歩いたところにはこの看板。くっきりと本州最北端の大間崎が見えました。体力のある人なら泳いで行けそう(笑)
その近くには立派な橋がありました。これは旧戸井線橋梁でここに鉄道がとおる予定でしたが戦時中の昭和17年に工事は中断されました。その後青函トンネルを建設するにあたり東側の戸井線区間を通って下北半島側とつなごうとしてましたが建設に適さないことから西側のルートで青函トンネルが決定しました。もし北海道新幹線がここを走っていたら函館駅に新幹線が通っていたかも?
函館空港(11:30)→奥尻空港(12:00) JAL2891便
その後函館空港へ移動し今回の旅の最大の目的である奥尻を目指します。この時は天候調査で飛行機が欠航になる可能性がありましたが天候がよくなり無事運航が決定!使用する飛行機の遅れにより機内への案内も20分程度遅れました。
30人ほどの機内は観光よりもビジネス目的で搭乗する方が多い印象でした。シートベルトサインが消えてたのは10分足らず。奥尻島の南側が見えるといよいよ着陸。
奥尻島に無事着陸して国内の空港はこれで49か所目。定期便は函館との1日1往復のみで日によって札幌丘珠空港からの日もあります。
奥尻空港(12:57)→神威脇(13:14) 奥尻町営バス
奥尻島には町営バスがあるのでもちろん私は使います。車窓に見えるこの島は無縁島という名前です。
神威脇(13:23)→奥尻FT(14:27) 奥尻町営バス
終点の神威脇には温泉がありますがこの後の予定を考えて折り返しのバスでフェリーターミナルまで乗車します。乗車した時は終点まで乗り通した場合運賃は1030円、距離によって料金が変わってましたがこれが今年の4月1日から変わりました。
乗車1回200円
距離関係なくどこまで乗っても200円、とても単純なルールで分かりやすいですね。
バスで走ると島の南側には冬季休館中の奥尻島津波館がありました。ここは1993年の北海道南西沖地震で震度6を観測して襲来した津波によって一帯が更地になってしまいました。175名の犠牲者が出て自然の脅威は恐ろしいものだと感じました。
バスでさらに北上すると名勝の鍋釣岩(なべつるいわ)がみえました。岩の名前は鉄鍋の取っ手である弦に形が似てることからつきました。
奥尻島のフェリーターミナルに到着して予約してた民宿にチェックイン。港に戻ると江差港からのフェリーが到着しました。
奥尻FT(15:47)→野名湖(16:09) 奥尻町営バス
島内にはフェリーターミナルから北上する路線バスもあったので乗車。空港から乗車したのとは別の運転士さんで車内は小学生が乗ってました。スクールバスの役目も果たしているのです。終点に着いて奥尻島内路線バス制覇!
野名湖(16:12)→奥尻FT(16:38) 奥尻町営バス
3分ですぐに折り返して再びフェリーターミナルへ。見えたのは宮津弁天宮という神社で島民が大漁祈願のために建てたのがはじまり。
近くのお店でお土産を購入して民宿では夕食の時間。写真に出てる品以外にも出てすごい量(笑)小笠原諸島や青ヶ島に泊まった時もそうですが離島の民宿の夕食はボリュームが半端ないです。食事を一緒にした方は出張で奥尻町内の工事に携わるかたで少しの会話を楽しみました。女将さんは少し酒が入り楽しそうでした!
トラベルハウス思い出
〒043-1401 北海道奥尻郡奥尻町奥尻812
01397-2-2202
奥尻空港から車で25分 フェリーターミナルから徒歩3分!
夕飯は自炊でというかたにはセイコーマートというコンビニもあります。セコマは最強です!!
宿で温泉に入りおやすみなさい…
2024.3.5
おはようございます。民宿は朝食の時間。朝食は軽めに、といったところですが十分ボリューム満点でした。食事を食べた後は精算してチェックアウト。
奥尻FT(8:15)→江差FT(10:35) ハートランドフェリー
奥尻島を旅立つまであと少しなのでフェリーターミナルでチケット購入。なんとおとといに購入した江差松前フリーパスの特典でフェリーの運賃が2割引となりました。しかし割引運賃で購入の場合は現金決済のみ、割引でなければカード決済も使えます。
船は定刻で奥尻港を出港。短い滞在でしたがありがとうございました。
船の中では休んでた方がほとんど。昨日夕食でご一緒した方と再会。
船を降りた後近くのスーパーで昼食の買い出しを済ませました。近くにはおいしそうな和菓子屋があったので羊羹を購入。食べきれない場合は蓋をすることができるので便利。
(株)五勝手屋本舗
〒043-0043 北海道檜山郡江差町本町38
8:00~18:00
0139-52-0022
姥神町フェリー前(11:05)→新函館北斗駅(12:34) 函館バス
江差からは少し北上したのち厚沢部(あっさぶ)町を経由して新函館北斗へ向かいます。江差からは熊石方面へも北上できますが熊石から先は函館バスの路線が廃止されて瀬棚までの間の一部が予約制のデマンドタクシーとなりました。
おととい購入した江差松前フリーパスを活用してこれでフリーパスの利用は終了。期間中函館バスの対象路線を普通に乗ると7490円かかりますがそれが4000円に、さらに奥尻~江差のフェリーの運賃が670円安くなったので4160円分お得に旅ができてしまいました。函館バスさん、安く乗せてくれてありがとうございました!
新函館北斗(12:43)→(12:47)七飯(12:56)→国縫(14:47)
新函館北斗からはJRで七飯駅に行きましたが理由は北上する列車が新函館北斗を通過してしまうからです。乗車券を2枚購入して車窓からは点検中の北海道新幹線が見えました。七飯駅からは1両の気動車に揺られて北上、その先は次の記事で投稿します。本日もご覧くださりありがとうございます。
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