本日もブログをご覧くださりありがとうございます。前回の北海道旅ではいろんなところに行きましたが今回は北陸新幹線開業に合わせて能登半島周辺を旅してきました。
1 脇での2時間50分
2024.5.13
羽田空港(10:05)→富山空港(11:05) ANA315便
羽田からは富山空港までの飛行機に搭乗。この時は悪天候のため飛行機が30分近く遅延しました。
富山空港(11:15)→富山駅(11:38) 富山地鉄バス
富山空港からはシャトルバスが出てますが飛行機が遅れたためか待っててくれました。空港シャトルバスではクレカのタッチ決済が使えるのでとても便利。この後乗り継いだあいの風とやま鉄道は乗り継ぎがギリギリでしたがなんとか間に合いました。
高岡駅(12:40)→脇(13:48) 加越能バス
高岡駅からは加越能バスに乗車して氷見経由で県境まで行きます。加越能は加賀、越中、能登の頭文字から名づけられてかつてはこの3国を鉄道で結ぶ計画がありました。
氷見からは富山湾沿いに路線バスが進みます。きれいな海ですがお客さまは次々と降りていく。
13時55分、バスは石川との県境に近い脇バス停に到着。ここからは管轄が石川県側の北鉄能登バスに変わります。
えーと13時台は50分。あれ、今55分だよな…。その次は16時45分。
バスが行っちゃった!!
甘えてました。加越能バスの本来の到着が13時48分でそこで13時50分の七尾駅行に2分乗り換えで行こうとしてました。ダイヤ的に乗り継ぐことを見越してるみたいですし今まで同じような状況では乗り継ぎ先のバスが待っててくれたのにと思いましたが今回は仕方ありません。その理由は私見ですが3つ上がりました
1 乗り継ぐ会社が違うので連携が取れない
今までも数分乗り換えでバスを乗り換えることがありましたがそれはあくまで同じバス会社同士だったから。今回は県境で管轄が変わるので正直難しいところです。
2 終点で乗り継ぐ乗客がいない
これも今までの経験ですが乗り継ぎする場面で地元の方が乗り継ぎをすることがありそんな時はバス側も様子を見ながら運転してましたが今回終点まで行ったのは私だけ。私は地元の方ではないので特別扱いなんて運転士さんの負担になってしまいます。
3 乗り継ぐバス側は時刻通りに運行してる
正直加越能バスが遅れてるから北鉄能登バスは少し待ってあげるべきじゃないのと思いましたがそれは違います。なぜなら北鉄能登バスは運行時刻を守っているので問題ないのです。なによりも乗り継ぎするかわからないのにバスを待ってそれが原因で他の乗客の予定が狂ったり別の交通機関に乗り継げなくなってしまっては大問題。北鉄能登バスは地震で被災して大変な思いをしてますから運行してるだけありがたいものです。
結論から言えば今回は加越能バスと北鉄能登バスは悪くありません。乗り継いでくれるだろうという甘い考えを持ってた自分が悪いです。皆さんも公共交通機関に期待しすぎないようにしましょう。最近公共交通に乗って感じますがお客さまに対する甘えは無くなりつつあります。
実は乗り継げなくなっても別の場所を経由すれば予定が狂わずに済んだのですが気づきませんでした。旅行の時は徹底的に調べないとだめだなと感じました。
バスの時間まで富山湾沿いを散歩。きれいだなあ
散歩してるとこんな看板。散歩してた時の自分に突き刺さりました…。
県境を観察。ちなみにこの周辺はお店なんて全くありません!あるのは自販機のみ。
脇(16:45)→七尾駅(17:23) 北鉄能登バス
待つこと2時間40分。念願のバスがやってきました。俺を置いていきやがってなんて言いたくなりましたが路線バスが運行されるだけすごいです。被災して大変な中本当にありがとう!
七尾駅に到着しましたが周辺は地震の爪痕が残ってました。
七尾駅(18:00)→高浜(18:52) 北鉄能登バス
七尾駅からは能登半島を横断して志賀町へ。
高浜(19:10)→羽咋駅(19:39) 北鉄能登バス
高浜からは羽咋に向けて南下。ここには羽咋から志賀町の三明(さんみょう)まで北陸鉄道の能登線が1972年まで運行してました。本来の予定では高浜から三明まで路線バスで行きまた羽咋に戻るルートを予定してましたがその予定はなくなりました。
しかし私は決めました、また訪問すると。北陸地方には能登空港があり私は今回富山とどちらを利用するか悩みました。いつになるかわかりませんが能登空港から改めて北鉄のバスなどを使って訪問したいです。
この日は金沢まで移動してゲストハウスに宿泊。寝るだけなのでこれで十分です。
Guest House KADOYASU
〒920-0854 石川県金沢市安江町18−22
16:00チェックイン 10:00チェックアウト
080-4251-6604
金沢駅から徒歩8分
2 北陸新幹線と北大阪急行新線開業!
2024.5.14
金沢(6:46)→敦賀(7:27) つるぎ3号
おはようございます。金沢からは新しく開業した北陸新幹線で敦賀へ。
しばらく走ると北陸新幹線の白山総合車両所が見えてきました。
敦賀(7:35)→近江今津(7:59) サンダーバード4号
敦賀からは特急サンダーバードに乗り換え。今回の新幹線開業に伴って特急列車は金沢敦賀間が一気に廃止。敦賀駅での乗り換えについていろんなところでPRされてますが正直少し不便になったなあと感じました。
近江今津からはJRバスの若江(じゃっこう)線に乗車します。この路線は近江と若狭を結ぶ鉄道路線として計画されてました。同じ滋賀県内にある京阪グループの江若交通はかつて1969年まで浜大津から近江今津まで江若鉄道が走っていて小浜方面に伸びようとしたもの結局福井県まで線路は行きませんでしたので完全なタイトル詐欺。今の日本の鉄道やバスは名前の意味をなしてないのがとても多いのがわかります。
近江今津駅(8:15)→小浜駅(9:15) 西日本JRバス
バスの車内はそこそこの乗車率。小浜までの道は鯖街道とも呼ばれ若狭湾でとれた海産物を京都まで運ぶルートとして機能しました。魚の中でも特に鯖が多いから鯖街道と名前が付いたのです。
小浜駅に到着。小浜線には3回乗車したことがありますが途中駅に降り立つのは初めてです。
小浜(9:34)→敦賀(10:37)
小浜線にすぐに乗車して敦賀へ、小浜滞在は20分足らず。実は小浜に少し滞在して11時57分発の列車を利用する予定でしたがなんとこの日保守工事が行われるため乗車予定の列車が運休。完全に見落としていました。工事のための運休というので悔しいと思いますがこれには大きなメリットがあるんです。
1 人件費が減る
鉄道工事は基本列車の走らない終電と始発の間で行います。そうなると深夜帯の労働なので作業員に対して25%の手当を支給しなければなりません。昼間であれば手当を支払う必要はなし!
2 作業員の負担が減る
一番はこれです。本来人間は夜に寝る生き物なので夜に働くというのは体への負担が半端じゃありません。小浜線のようなローカル線で列車本数と利用客が少なければ昼間に列車を運休した方が作業員に対するメリットが大きいです。高校卒業後に鉄道のメンテナンスに4年間携わった私としては夜間作業のつらさが分かるのでこの取り組みはこれからも続けてほしいですね。
というより列車の運休を見落としたことに変わりはないのでこれからもう少し調べます。
大阪に向かってもう一つの目的が北大阪急行電鉄への乗車。北陸新幹線開業の少し後に千里中央から箕面萱野駅まで2駅だけが開業しました。
その後に大阪メトロの一日券を購入して降りたことのない駅をめぐることにしました。喜連瓜破(きれうりわり)駅にふらっと立ち寄りそこで食べた焼き鳥と軟骨の唐揚げは美味しかったです。とりかわは一本70円!
よしの
〒547-0024 大阪府大阪市平野区瓜破2丁目1−13
10:00~19:00 (日曜は11:00~17:30)
06-6790-8738
木曜定休日
さらに夕食は南森町駅近くの商店街でテイクアウトのオムライスと一銭焼を購入。これ二つで700円だから安い!!
この日は神戸市に宿泊なので阪神電車で移動。
3 日本のへそにある廃線
2024.5.15
新開地(6:10)→粟生(7:27) 神戸電鉄
おはようございます。新開地付近で宿泊してこの日は神戸電鉄粟生線に乗車。神戸は北側が山になっているので走行する時の勾配がすごくまるで登山電車のよう。粟生線は沿線の自動車の発達と高速バスが神戸の中心地三宮まで運行してることもあり利用者が少なく赤字が続いてます。廃線の危機に瀕してることもあって自治体からの支援も一時期ありました。鉄道存廃問題はこのような大都市の近くでも身近に起きているんですね…。
粟生(7:47)→西脇市(8:08)
終点の粟生駅に着きましたが朝ということもあり通勤と通学で賑わいとても廃止の危機にある路線とは思えませんでした。ここからは2015年以来の加古川線に乗車。
西脇市駅に到着して高校生と一緒に下車。ここは日本のへそ、いわば日本のちょうど真ん中にあたるところで市内にはへそ公園という施設があるほど。
西脇市駅(8:55)→鍛冶屋(9:35) ウイング神姫バス
西脇市からは兵庫県多可町の鍛冶屋をバスで目指します。この区間は1990年までJRが鍛冶屋線という路線を営業していました。乗客だけでなく播州織や酒造り用の米の輸送も盛んでした。乗客は5人程度。
終点の鍛冶屋バス停付近にはかつて鍛冶屋線を走っていた気動車が残ってました。駅舎も当時の位置のまま記念館として生まれ変わりました。
記念館は開いてませんでしたが隙間から展示物をのぞくことができました。
周辺を散歩するとケーキ屋さんを見つけました。兵庫の食材にこだわりを持ったスイーツは甘い!こめたまは米粉を使っていて食感はアイスのようでした。
ナチュール
〒679-1106 兵庫県多可郡多可町中区天田195−2
10:00~18:00
0795-32-3955
月・火曜定休日
鍛冶屋(10:46)→西脇市駅(11:28) ウイング神姫バス
鍛冶屋からは路線バスで戻ります。バスを待っているときには地元の方からおはようございますと声をかけられました。一言でも会話できるのはなんだかうれしいですね。
西脇市(11:45)→加古川(12:31)
列車までの待ち時間を利用してたこ焼きを購入。列車の中で熱々を食べましたがとろけて美味しかったです。作るのに12分ほどかかるので時間がなければ電話予約がおすすめ!
まぼろし屋 西脇店
〒677-0054 兵庫県西脇市野村町918−5
11:00~19:00
0795-27-8996
月曜定休日
加古川線から山陽本線に乗り継いで私はそのまま岡山県の倉敷まで鈍行で移動。倉敷駅から岡山空港までシャトルバスで移動しました。
岡山空港(17:05)→羽田空港(18:30) ANA658便
岡山空港からはANAに搭乗しましたが好奇心旺盛な私は今回ANAのプレミアムクラスを予約してみました。ちょうど夕食時でお弁当が出て美味しそうと感じましたが正直厳しかったです。なぜなら飛行機は離陸と着陸のことを考えるとすべての時間でサービスはできず、当時揺れが激しかったことからサービスができたのはわずか15分ほど。お弁当は完食したものの隣の方は途中で蓋をして他のプレミアムクラスの乗客はそもそも機内食自体を食べませんでした。しかし着陸後に弁当を持って帰ることができて途中で食べることを中断したお客さまにも渡していました。なにより厳しい状況でサービスしてくれたCAさんもさすがだなと感じました。
今回は乗りつぶしと合わせていろんな路線バスを乗りましたが鉄道の歴史を感じるとともに公共交通の人間に対する厳しさが強くなっていることを感じました。これから公共交通での旅は厳しくなりますが工夫すればお得な旅も可能なので使った方が地域のためにもなります。あと予定には余裕を持たせてしっかりと下調べしましょう。
長くなりましたがご覧くださりありがとうございます。
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