車で走ったところを改めて公共交通で巡る②(秩父、軽井沢万座編)

①山梨県道志村編へ

本日もご覧くださりありがとうございます。前回の道志村編に続いて今回は秩父と軽井沢万座について投稿します。いずれも西武グループゆかりの地でレンタカーを運転した時は大変でした…。

目次

1 関東最大のパワースポット三峯神社へ

2023年11月14日

朝霞台(5:28)→(6:25)小川町(6:27)→寄居(6:44)

この日は埼玉県民の日で東武鉄道は埼玉県内の区間が480円で乗り放題。朝霞台から寄居の区間だけ使いましたが元は取れてしまいました。小川町からは4両のワンマン列車でみなみ寄居駅でホンダの従業員がたくさん降車。

寄居(7:34)→影森(8:11) 急行秩父路1号

寄居駅で1000円で一日乗り放題のフリーパスと急行券を購入。有料の急行列車は珍しく秩父鉄道でも運転してるのは上下合わせて4本。

影森駅に到着して乗ってた急行列車(左)は回送となって側線に引き上げました。この電車は元西武鉄道の電車を改造したもので別の線路に停まってた車両(右)は元都営地下鉄三田線の車両。中小私鉄は大手鉄道会社の中古がよく使われてます。

構内には石灰石を積んだ貨物列車が停車してました。

影森(8:38)→三峰口(8:54)

三峰口行の列車までのわずかな時間で食料調達。ちなみにレンタカーで秩父を訪問した時はここで食料を調達したのち三峯神社(後述)を訪問して雁坂トンネルを使って山梨方面に抜けていきました。

三峰口駅(9:35)→三峯神社(10:30) 西武観光バス

三峰口駅に到着してここからはバス移動。バスは三峯神社の他に中津川地区まで走っています。この時は三峯神社行のバスに乗る乗客が多く西武秩父駅からの時点で2台バスが来ました。乗るお客さまもたぶん30人以上はいたので私は座れず立ちっぱなしでした。

途中の大輪バス停付近からはかつてロープウェイが運行されてましたが2007年に廃止されました。現在三峯神社に向かう公共交通機関はこのバスしかありません。この大輪バス停から三峯神社近くまでは700m近くの標高をカーブの多い山道を走らなければなりません。2020年にレンタカーで走ったことはありますが道幅が狭くすれ違いには一苦労しましたがこの時はまだ車の少ない時期でしたので快適に走れました。

しかし今はコロナ渦から復活して車やバイクで訪問する方も多いので渋滞にあたることもあります。乗車中に少し乗り物酔いのような違和感があったので目を閉じて寝たふり。乗り物酔いは目から見える情報と揺れがずれたときにおこるので目を閉じるのは効果的です。乗車中にもぐったりしてるお客さまがいてバスが通っているところがすごいことを実感しました。運転のテクニックはすごく乗るだけで山の上まで行けることは本当にありがたい!そして三峯神社の駐車場に着きましたが私自身は降りるのに5分ほどかかりました。

三峯神社は山奥にあり交通の便はよくないのですが関東最大のパワースポットということもあって観光バスもたくさん来るほどの人気ぶり。自然はいいのでリラックスはできます。

三峯神社(12:30)→西武秩父駅(13:50) 西武観光バス

三峯神社を参拝した後は時間があり昼食を食べて11時30分ごろにバスに乗るため並び始めました。バスの扉が開いて席に座れましたが座れない方が出たので2台目のバスに案内されましたがそれでも座れなかったので結局は立ち客が出てバスは出発。バスが出発した時点で駐車場に入り切れない車の列が並び見ただけでも50台以上はいました。すれ違う時は道を譲るためにバスは止まるので乗るだけでもきついです。しかしこの大人数を乗せて山道をらくらく移動できる。日本全国のバスに乗りましたが一番バスらしいと感じました。

三峰口では多くのお客さまが降車しましたが目的はこれ。私は2022年に乗車しましたが秩父鉄道で蒸気機関車が運行がされるのでそれ目当てに三峰口駅周辺は賑わってました。私はそのまま西武秩父駅まで乗車。

西武秩父(14:08)→(14:57)飯能(15:05)→秋津(15:37)

西武秩父駅からは西武線に乗って地元へ帰還。

2 西武の開発が進んだ軽井沢と温泉地万座

2023年11月20日

おはようございます。この日は西武ゆかりの地軽井沢を訪れます。高崎線で熊谷駅まで移動しますが最寄り駅までの運賃はICカードで682円ですがきっぷだと680円。

熊谷駅(6:31)→太田駅(7:26) 朝日バス

熊谷駅からは北の太田駅までバスで移動。このうち熊谷から途中の妻沼(めぬま)まではかつて東武鉄道の熊谷線が走っていてなおかつディーゼルカーによる運行でした。

バスは利根川を渡ります。東武熊谷線は妻沼止まりでしたが当初は太田方面に線路が伸びる予定でした。その後東武熊谷線は1983年に廃線。東武熊谷線は東武鉄道のどこの路線とも接続していない路線となりました。

太田(7:47)→伊勢崎(8:13)

太田駅からは東武伊勢崎線に乗って終点の伊勢崎まで乗車。現在は高架駅でしたが初めて乗車した2012年は右の写真のように地平ホームで仮設の駅舎でした。東武伊勢崎線は浅草から伊勢崎まで114.5㎞で大手私鉄では最長。かつては浅草からの準急列車もありました。

伊勢崎(8:28)→(8:58)高崎(9:23)→横川(9:57)

伊勢崎からは高崎乗り換えで横川駅まで乗車。

横川駅(10:05)→軽井沢駅(10:05) JRバス関東

横川駅からは軽井沢駅までは碓氷峠を超えます。かつては碓氷峠を列車で超えてましたが役目は北陸新幹線に移りました。支払いは現金前払いのみ。

軽井沢駅に着きましたがかなりの混雑。駅の南側では人工雪によってスキー場が営業されてました。この軽井沢という土地は西武グループが開発に力を入れてきた土地。皇族や政治家などが別荘を持ってた中で千ヶ滝別荘地にあった別荘に手を加えて「プリンス・ホテル」を開業。「プリンスホテル」という名前はこの軽井沢が起源なんです。

軽井沢には西武秩父線が伸びるなんて構想もありましたがそれは全くのウソです。

軽井沢は別荘だけではありません。1995年にはプリンスショッピングプラザが開業して御殿場やふかや花園にあるアウトレットモールの先駆けとなりました。昼食時だったので長野名物の山賊焼き定食をいただきます。

軽井沢駅(11:45)→万座BT(13:33) 西武観光バス

軽井沢駅からは北上して万座方面に向かいます。途中の中軽井沢駅までは軽井沢の中でも栄えたエリアで観光客も多め。

別荘地を通り抜けて途中で鬼押ハイウェーに入ります。ここは西武グループが運営してる有料道路となってます。

走っていると見えたのは雲に隠れた浅間山。この一帯には1783年の浅間山噴火で流れた溶岩によってできた場所があり鬼押し出し園という名前で西武グループが営業しています。鬼押し出し園では2名降車。

万座・鹿沢口駅が見えてきました。駅を出発後はこれまた西武グループが運営する万座ハイウエーに入って山道を登っていきます。ちなみに軽井沢から万座を経由して草津温泉までかつて草軽電気鉄道という線路幅762㎜の鉄道がありましたがバスのルートとは大きく異なります。鉄道は1962年に廃線となりましたが現在は草軽交通というバスが軽井沢から草津温泉までを結んでます。

万座・鹿沢口駅では雪が全然なかったのに標高が上がるにつれて真っ白。除雪車が出動してましたし上れなくなった車がレッカーで運ばれている光景を目にしました。スタッドレスタイヤを履かないと危険な雪道ですがバスはすいすいと山道を上っていきます。もしこの日レンタカーを運転したら私は確実に滑ります(笑)

終点の万座バスターミナルに着きましたが吹雪が吹いてました。バス停ではホテルの送迎の車がスタンバイ。

折り返しのバスはここから3本。風が強かったのでバス停が写真のように倒れていました。

上っていくと万座プリンスホテルが見えてきました。11時から16時まで時間限定で日帰り入浴をやっているので体をあたためるべく入浴。室内風呂はあたたまりましたが露天風呂は顔だけ激寒。一部は混浴もありましたがタオルを巻いて入浴するので安心。

入浴後はバス停に向かって歩きましたがスリップした車が2台ありホテルスタッフの方が砂を持ってきて撒いてました。バスまでの時間までのあいだ万座しぜん情報館で万座の植物情報を見て読書。読んだ本には残酷なシーンもあり命の大切さを感じた一冊でもありました。

万座BT(16:25)→万座・鹿沢口駅(17:09) 西武観光バス

万座温泉を出発してお客さまは私の他に1名。

万座・鹿沢口駅に到着。この駅にはかつて特急「草津」が上野駅から運行されてましたが2016年3月をもって長野原草津口駅までの運行に短縮。以後特急は臨時列車しか入線しなくなりました。吾妻線には沿線に草津温泉もあるのでそちらの方がお客さまが多いです。特急の名前も「草津・四万」に変わって右の185系で運行されてた光景は過去のものに…。

万座・鹿沢口(17:36)→(19:05)新前橋(19:07)→高崎(19:17)

万座・鹿沢口駅はICカードも使えますが私はきっぷを買いました。なおこの駅は券売機はありますがクレジットカード非対応なので軽井沢駅でえきねっとで予約したきっぷをあらかじめ受け取り乗車。夕食は駅近くのコンビニで購入。

翌日は朝早いので高崎駅近くのホテルを予約。徒歩7分と近く部屋の中にはお菓子も用意されてました。

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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