1 スノーパルに乗車して夜の東武鉄道を駆け抜ける
2022年1月9日 晴れ
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今回は夜行列車で旅していきます。その始発駅付近にやってきました。東京スカイツリー、墨田川が見渡せる東武鉄道の浅草駅です。日本で今走ってる寝台列車はJRのサンライズだけじゃないの?と思いますがじつは東武鉄道でも夜行列車を運行しているのです。
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それでは今回使う切符です。スノーパル2355という列車で浅草から会津高原尾瀬口駅までを結びます。この列車はスキー客向けの夜行列車で特急の切符のほかに駅からスキー場までのバスとたかつえスキー場での朝食とリフト券の引き換えクーポンがついています。なおこの列車はツアー商品を申し込む必要があり乗車券と特急券だけでは乗車できません。しかしスノーパルには乗車したいという願いがあったためスキー場までのバスと朝食、リフト券を放棄しました。スキー場の場面は出てきませんのでご了承ください。
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浅草駅改札前にはご案内がありました。
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使用する車両は最新型の特急車両リバティです。車内にはFREE Wi-Fi、コンセントがありますので快適な夜行列車の旅を楽しめます。
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車内に入りましたが乗客は定員の半分も乗っていませんでした。しかしスキーセットを持ったかたがそこそこいて夜行列車の必要性を感じました。
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23時55分に定刻で浅草駅を出発しました。
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北千住駅停車中ここでもそこそこの乗車あり。
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新越谷駅に停車。特急列車はこの駅は通過しますがスノーパルなどの夜行列車だけは停車します。武蔵野線からの利用者を意識してるのでしょう。
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0時45分に春日部駅に到着しました。次は栃木県の新藤原駅まで109.3kmドアが開きません。スノーパルのあとには北春日部行きの列車が2本あり、0時57分が春日部駅の終電です。
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春日部駅出発後車内は少し暗くなりました。
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2時31分ごろに鬼怒川温泉駅にちょっと停車、ドアは開きません。スペーシアと普通電車が留置されてていずれも昔ながらのカラーで昭和にタイムスリップした気分です。
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新藤原駅に到着しました。ドアが開きここで約2時間の長時間停車です。駅舎の外に出て散歩したり、仮眠をしたりそれぞれ色んな過ごし方をしてました。
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5時23分、列車は会津高原尾瀬口駅に到着しました。ここからたかつえスキー場、だいくらスキー場への連絡バスに乗り換えてスキーを楽しみます。なお私を含めた数名は連絡バスに乗車せず。右の下今市行普通列車に乗車します。たかつえスキー場はさいたま市の中学校に通っていた時に宿泊学習でスキーをした地でもあります。
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5時53分に列車は出発します。車掌さんに支払った運賃は300円、どこに行くのでしょう?
2 到着したのは平均乗降1人以下の秘境駅
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5時59分に駅に降り立ちました。降りたのは私だけ、乗車する方もいませんでした。辺りは真っ暗です。
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ここは男鹿高原駅で一日の平均利用人員はなんと1人以下!野岩鉄道内で最も乗車人員が少ない駅です。
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乗降は少ないですがこのようなしっかりとした待合室があります。次の列車まで1時間あるので秘境駅を訪問した私にとってはありがたいです。
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駅舎全景ですが雪で隠れて何駅か分かりません
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駅前のロータリーです!ロータリーではなく細い道があるだけ。住民を見ることはありませんでした。
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駅から南に少し歩いたところに野岩鉄道の変電所がありました。もしかすると男鹿高原駅は変電所に巡回に来る係員のために作られたのかもしれません。
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7時01分の会津高原尾瀬口行に乗車して北に向かいます。
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定刻に列車は入線してきました。早朝で寒かったですが秘境駅の気分を思う存分味わえました。
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会津田島までの乗車券を購入しました。なお今回の目的地は会津田島からさらに先ですが別にまた乗車券を用意してあります。
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列車を乗り換えてさらに北へ進みます。冬らしい景色が広がっていました。
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会津田島駅に到着しました。この後は列車まで2時間以上あるのでブログを進めたり街を散歩しました。
3 下野街道の宿場町大内宿でネギそばと茅葺き屋根を観察
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会津田島から目的の地へ向かうためこちらの乗車券を利用しました。目的地は下野街道の宿場町大内宿です。この乗車券は会津田島から最寄りの湯野上温泉駅までの往復乗車券と駅から大内宿までのバスのチケットがついています。ほかにも会津田島から西若松までの片道タイプもありますので会津若松までの寄り道にも使えます。今回はスマホ乗車券のMaasを使って便利に移動していきたいと思います。
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9時45分の快速会津若松行に乗車します。なおこの列車は浅草6時30分出発のリバティ号と接続します。
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湯野上温駅に到着しました。駅舎は茅葺き屋根で大内宿の玄関にふさわしく感じました。
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近くに停車してたバスの乗務員さんにMassを見せてバスのフリーチケットと引き換えます。乗車したときにはガイドさんの大内宿の解説がありました。
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10時35分に山道に揺られながら大内宿に到着しました。
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大内宿を見たいところですが少し早めの昼食を食べます。大内宿名物のネギを箸代わりにして食べるネギそばで、高遠そばともいわれてます。薬味でネギは切られて出されますがネギを切ることが縁起が悪いとされてネギを切らずに使ったのが始まりとされてます。ガイドさんのおすすめで立ち寄った三澤屋で食べてみましたがそばはしっかり味があって食べ応えがありました。
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そばつゆも全部飲んでネギも丸ごと食べました。ネギはしゃきしゃきして辛みがあって食べた後口の中がネギのにおいで満たされました。
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昼食後は大内宿を歩きます。住居はトタン屋根のところもありますが平成に入ってから茅葺屋根の復元をした箇所もあります。重要伝統的建造物群保存地区に選定されており茅葺屋根が密集してる関係で防災対策もしっかりしています。ちなみに歩いてる間も口の中がネギでいっぱいでした。
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歩いているときんつばの店を発見しました。今川焼と似ていてあんこがとても甘くネギの辛みが和らいで口直しになりました。
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お立ち台からの大内宿を眺めてみますが雪景色で覆われた茅葺き屋根は幻想的です。なお斜面が急なので滑りすかったです。冬に大内宿に行く際は足元注意で行きましょう!
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その後は大内宿の町並み資料館を見学しました。ここでは茅葺き屋根の復元の解説や昔ながらの生活の展示がありました。囲炉裏でしばらくあったまって外の寒さが和らぎました。
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12時25分のバスに乗って湯野上温泉駅に戻ります。その前にきれいだったので撮影しました。雪国の冬は私にとっては一番好きな光景です。
4 湯野上温泉から浅草間各駅停車の旅
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今回の目的が果たされたので湯野上温泉駅から帰ることにしました。スノーパルで駅をかなり飛ばしたので帰りは各駅停車でのんびりと帰ることにしました。なお朝に訪れた男鹿高原駅は通過することにしてそれ以外の駅に浅草まですべて停車するように列車に乗ることにしました。
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13時28分発のAIZUマウントエクスプレス東武日光行で下今市駅へ向かいます。ラーメンのまち喜多方駅12時27分に出発して東武日光には16時12分に着くロングラン列車です!途中会津田島駅で18分間停車します。
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やたらと長い上三依塩原温泉口駅は那須塩原市の塩原温泉郷への最寄り駅でバスで20分ほどで行けます。
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列車は東武鉄道に入って鬼怒川温泉駅に到着しました。SLが停まっていて客車も展望車付きでした。東武鉄道は3機目のSLを春から運行開始する予定で会津にも乗り入れるかもしれません。鬼怒川温泉駅で一気に乗客が増えました。
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15時55分に下今市駅に到着しました。奥には機関車が休む機関庫、さらに北斗星の色の機関車が見えてなんだか北海道に来たかのような錯覚にとらわれました。鬼怒川温泉で一気に増えた乗客は16時5分の特急に乗って浅草方面に向かいました。
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それでは私も浅草方面に向かいます。16時10分発の新栃木行に乗車します。
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新栃木駅で16時59分発の南栗橋行に乗車します。途中新大平下駅で1本特急に追い抜かれました。
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東武日光線唯一の群馬県の駅板倉東洋大前駅で14分停車。特急1本、急行1本に追い抜かれてまさしくウサギに抜かれるカメのよう。
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南栗橋駅でトイレ休憩をはさんだのち18時5分発の中目黒行に春日部駅まで乗車します。なお途中の北春日部駅で急行列車に追い抜かれました。
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春日部駅に降りた理由はこのラーメン。アーバンパークラインのホーム上にある立ち食いラーメン屋でネギラーメン(580円)を注文。空腹の私に最高に染み渡りました。
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ラーメンでおなかを満たした後は再びちんたら進みます。18時54分の浅草行に乗ります。なお区間準急なので乗れるのは各駅に停まる区間の新越谷まで。
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新越谷駅で19時26分発の中目黒行に北千住まで乗車します。線路がもう一本あるので追い抜かれまくりました。ああ早く着きたい・・・
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北千住駅で最後の乗り換え、区間準急の浅草行です。ゴールはもう少し。
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そして20時11分に無事浅草駅に到着しました。福島県南部から実に6時間以上かけて各駅停車で旅をしてきましたが急がない旅もなんだかいいなと感じました。座席の夜行列車に乗り各駅停車でのんびり観光しながらゆっくりと帰ってきた今回の旅は前にやったムーンライトながらでの青春18きっぷの旅のような気分でした。それゆえ途中眠気と戦ったのはつらかったですがそれでも各駅停車列車の醍醐味が味わえました。なお今回は東武鉄道の夜行列車としてスノーパルを利用しましたが夏には同じ区間を走る尾瀬夜行、秋には日光の紅葉狩りに出かけるための日光夜行が運行されてますので気になる方は東武鉄道のホームページを確認されるのもありです!
それでは今回はここまでにします。ご覧くださりありがとうございました!
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