本日もご覧くださりありがとうございます。前回まで長崎周辺を周ってきましたがその二日後にはまた旅に行ってきました。その場所は青ヶ島。東京都に属する島ですが上陸率は50%と前から気になっている島でした。9月は3連休が取れるので思い切って行ってみることにしました。
1 青ヶ島に行くまで
こうして8月上旬に青ヶ島に行くことが決まりましたが早速島内のことについて調べると民宿は5軒のみ。どこも部屋の数は少ないので決まった私はとある民宿に電話。
はい○○です。(○○は民宿名)
すいません9月18日に1名で泊まりたいのですが…。
仕事ですか?観光ですが?
観光です。
大丈夫ですよ
ありがとうございます。
青ヶ島までは船ですか?ヘリですか?
ヘリで行きます。
それではヘリが取れたらもう一回連絡してください。
このようなやり取りで青ヶ島の宿は決まりましたが次にやるべきことはヘリコプターの予約。青ヶ島に行くには東京から直接は行けないので八丈島で必ずヘリか船に乗り換える必要があります。このヘリコプターの予約に一番苦労しました。というのもヘリコプターの定員はたった9席で争奪戦は必至。まあ船という手段もありますが…。
これは私が青ヶ島に行くまでの1か月の間で記録した運行状況ですが1か月で20日運行するうち4日海上不良で欠航となりました。就航率は上がっていますが上陸の可能性を少しでも高めたいと考えていたのでヘリコプターの予約をすることに。
ヘリコプターの予約は東邦航空の予約センターで搭乗1か月前の9時から受け付けているので私もその日にスタンバイ。電話をかけようとするものの…。
全然つながらない
何回リダイヤルしてもつながりません。あきらめずに30回以上リダイヤルをしまくって…。
お待たせいたしました。東邦航空でございます。
ついにつながってそのまま予約、もちろん帰りの便の予約も同じ感じでした。民宿にもヘリが取れたことを連絡。
その後東邦航空のホームページを確認しました。東邦航空は青ヶ島以外に御蔵島などにも就航してますが真っ先にこの青ヶ島行のヘリが埋まります。もはや青ヶ島に行くには1か月前から準備をした方がいいかもしれません、どうしても行きたいのであれば。
しかしそうはいってもヘリコプターも欠航する時があります。ヘリも1か月間運行状況を確認しましたが1日だけ台風で欠航、それも青ヶ島上空で引き返したようでした…。ちなみにヘリコプターは霧に弱いので視界が悪いと絶望的です。
そんな中で長崎旅行から帰って3日後。私は再び羽田空港へ。
2 青ヶ島に上陸
2023年9月18日
青ヶ島に上陸する日、羽田空港のパワーラウンジでコーヒーとジュースを飲んで一休み。
羽田空港(7:30)→八丈島空港(8:25) ANA1891便
八丈島行の便はターミナルからバスに乗ります。9月に入って7回目の飛行機(笑)
離陸してこのまま南の八丈島へ、窓にはマグロで有名な三浦半島が映っています。
八丈島に向けて着陸態勢。海の中に映ってる陸地は御蔵島。
無事八丈島空港に着陸しました。9時ごろになってヘリの手続きが開始されて搭乗券を発券。ちなみに手続きの時には体重を聞かれて荷物検査で手荷物の重さを測り結果は4.55㎏。5㎏を超えると超過料金がかかります。
八丈島(9:55)→青ヶ島(10:15) 東京愛らんどシャトル
保安検査を終えると外にはヘリコプターがいました。ヘリコプターなんていままで金持ちの遊覧飛行や報道関係の方たちだけかと思ってましたがまさか公共交通機関として東京にあるとは驚き!!日本国内ではここだけで世界的にもかなり珍しいです。
係りの方から搭乗の前にこんな案内がありました。
携帯電話は機内モードではなく電源をお切りください
なんとヘリコプターは機内モードすらNG、なので青ヶ島に着くまでの間写真を撮ることができませんでした。機内に着席してドアが閉まり…。
機体が浮いてヘリコプターが発進!!!ドラえもんになったような気分でした(笑)音はうるさいですが飛行機とはまた違います。
ヘリポートが見えるとゆっくりと着地。青ヶ島村に無事に着陸しました!その後すぐにヘリは八丈島に向けて離陸していきました。
ヘリポートから歩いて5分のところにある民宿へ。本日泊まるのは2020年にオープンした宿で1泊3食付きで12000円。宿のお母さんに部屋番号を案内されて荷物を置き早速青ヶ島観光。
かいゆう丸
〒100-1701 東京都青ヶ島村 無番地
04996-9-0093
青ヶ島唯一の信号機。離島によくある子供への教育用ですね
ここは青ヶ島村役場。パンフレットをもらいました。ちなみに青ヶ島村の人口は170人(R1年現在)で日本国内で最も人口が少ない自治体です。
青ヶ島の上陸したのでまずは神社に行くためにヘリポート近くから歩きます。神社への道なのですが草でいっぱい、本当に神社なんてあるんでしょうか!?
神社、ありました。金毘羅神社という名前で鳥居は鉄筋。今まで見た神社で一番小さい(笑)
12時、お母さんの声が響き渡って昼食。冷やし中華とおにぎりが出てきてボリューム満点。午後はよく動くのでしっかり食べて栄養をつけます。
午後、民宿で少し休んだのちに青ヶ島の南部まで歩いていきますがすごい傾斜。島内の観光はレンタカーがおすすめですが歩くのが好きな私は歩く!青ヶ島の北を岡部地区、南を池之沢地区と呼ばれてます。
岩盤をくりぬいた青宝トンネルを抜けると…。
真っ青な海!!!
それに加えてでっかいクレーンが出現しました。上につるされてるロープは漁船を吊るすためのもの。というのも船を沖に留めることができないので上の方に置いておくしかないのです。
青ヶ島は断崖絶壁の島で崖が本当に高い。今はこのような港がありますが住み始めた当初はおそらく上陸に際して崖を登ってたかもしれません。荒天時は海が荒れるので港に近づいてはいけません!!
青ヶ島の丸山周辺にはひんぎゃ(噴気孔)から蒸気が出ておりその地熱を利用した料理釜やサウナがあります。
ここは島の駐在所。八丈島警察署の管轄となってます。
民宿で少し休んだ後見たいところがあるので山を登っていきます。
青ヶ島最長部標高423mの大凸部から見えるのは二重カルデラ。きれいすぎて絶景ですし8㎞以上を歩いた自分としては青ヶ島の偉大さを実感できました。方向を変えると八丈島が見えることも。
宿に戻って18時半。夕飯の時間ですがかなりの量!!!お母さんは口数は少ないもののこの料理から愛情が大きいことが伝わりました。おいしい料理を作ってくれてありがとう。
夜は星がきれいでした。写真には撮れないほどで自分の記憶に残りました。
2023年9月19日
翌日シャワーを浴びてテレビをつけるとこんな映像が。青ヶ島のテレビではヘリポートと港の様子が24時間リアルタイムで見れます。さらに医師の回診のスケジュールがテロップで流れるのです。
朝食もこれまたボリューム満点。本当にかいゆう丸のお母さんの愛情の大きさはすごいです。
「たくさん食べてね」
この気持ちが伝わって元気になりますしまた泊まりたいくらいです。
部屋を9時10分までに空けなければならないので宿代を精算したうえでチェックアウト。そして最後に青ヶ島で訪れたのがジョウマン共同牧場。周囲には草だけが生えて自然を感じることができました。何もなくても幸せ!!
青ヶ島(10:20)→八丈島(10:40) 東京愛らんどシャトル
お土産の「ひんぎゃの塩」を持っていよいよ青ヶ島を離れるとき。青ヶ島の子供たちも見守る中でヘリコプターは宙に浮きました。そして八丈島へ向けて発進。旋回すると後ろに青ヶ島が見えましたが…。
すげええええええ
断崖絶壁の青ヶ島、島の全景が見えた瞬間心の中で声を上げました。今まで見たことのない絶景で美しかったです。写真がなくて申し訳ありません…。
飛んでいる最中には海を航行するあおがしま丸の姿も見えました。八丈島の上空を飛んでいるときはきれいな景色でヘリコプターで前が見えたときはとても興奮!!!
空を自由に飛びたいな
子供のころドラえもんを見て自分も空を飛びたいと思ってましたがその夢がかなったようでした(笑)ちなみにこの月だけですでに9回も空を飛んでいる(笑)
八丈島に到着しました。この日は八丈島で1泊するのでそれはまた次の記事で。本日もご覧くださりありがとうございます。
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