1 ツアー2日目は歴史ある牧場と寺で少しの修行
本日もブログをご覧くださりありがとうございます。前回の記事でカシオペアに乗車した話を投稿しましたが、こちらはツアー商品として申し込みをしたのでカシオペア乗車後にも旅行が続きました。私の参加したツアーはカシオペアスイートとデラックスの個室を利用した方たち専用のツアーでいずれも夫婦や親子での参加が多かったです。それではどうぞ!
カシオペア紀行は無事に終点の盛岡駅に到着しました。私たちはこの後朝食を食べるため、近隣のホテルへとガイドさんと一緒に移動しました。カシオペア乗車編は下記から↓
雪の中盛岡駅から5分歩いて到着したのはホテルメトロポリタンニューウイングでここで朝食をとります。洋食が出てきてどれもおいしそう!ボリュームたっぷりですぐに満腹になりました。
朝食を食べた後は9時にツアー用のバスに乗り込みます。今回のバスは岩手県交通さんで私の地元を走る国際興業バスの系列です。バスを見た瞬間に「地元と同じだ!」と興奮しました!
バスが出発した後ガイドさんから盛岡弁でのご挨拶。岩手に関する雑学や地域の文化に詳しい方で移動中も楽しく過ごせました。最初に向かったのは日本一の民間農場の小岩井牧場です。広さは3000ヘクタールと東京山手線内の半分の大きさだというからすごいです。広大すぎて歩くのは無理です(笑)小岩井農場内に入ると農場のガイドさんに代わって案内が始まりました。
小岩井農場は東北本線盛岡開業の翌年の1891年に創始者の3人の頭文字を取って「小岩井農場」と名付けられました。その3名が日本鉄道会社副社長小野義眞、三菱社社長岩崎彌之助、鉄道庁長官の井上勝です。牛の飼育やひよこもたくさんいて建物も戦前から使用されてます。小岩井農場の施設21か所は2017年に重要文化財に指定されており写真の四階倉庫は家畜飼料の乾燥庫として1916年にできエレベーターもあったのです!これだけいい状態で残ってるのは本当に珍しいです!
牛さんたちが外に出てました。寒い中でも元気そう。小岩井農場は岩手出身の詩人宮沢賢治もよく通いました。
途中バスを降りて厩舎の中の牛たちを見学しました。ここで新鮮な乳が絞られますがその牛乳は大変美味しいとのこと。ちなみに乳牛は牛乳を生産するための牛ですがその役割を終えたあとはみなさんも家庭で食べる牛肉となるようです。私もこの事実は初めて知り牛肉に感謝しなくてはと感じました。
最後には小岩井農場の売店で搾りたての牛乳とヨーグルトを母と一緒に味わいました。実は牛乳は苦手なのですがコクがあって飲みやすく味わって飲めました!
出発後は東北自動車道を南下して奥州市へ。カシオペアであまり寝れなかったため爆睡…
一時間以上揺られて到着したのは奥州市の正法寺というお寺。1348年に開かれた歴史あるお寺です。
昼食はここで精進料理を食べます。精進料理は肉と魚が出ることはありませんが料理の見た目はとても美しいです。精進料理は少食と言われてますが以外にも満腹になりました。
その後はお寺の住職のかたがついて寺のご案内です。寺内は暖房がなくこの日の岩手の気温は数℃なのでかなり寒く足がかなり冷えました!それでも話は面白く聞き飽きませんでした!写真の建物は本堂で萱葺き屋根の建物としては日本一です。
2 宿泊は花巻温泉でとろとろの湯と岩手牛の夕食
正法寺で体が冷えましたがこのあとは温泉で体を温められます。花巻温泉に宿泊します。
部屋で横たわりますがこのような宿は泊まったことがあまりなく興奮!
その後は温泉で癒やされました。ここの温泉は化粧水のようなお湯でとろとろで肌がきれいになります。サウナもあったので疲れが取れました。
19時からは食事の時間です。部屋で食べる食事で従業員の方が配膳をします。部屋で食べる食事なんてめったにありません!
岩手の牛肉とお米ですがどれも絶品でした。食事の中では母親と今までの思い出話に花が咲きました!
食事が終わりしばらくしてお布団を敷きにスタッフがやってきました。手さばきがきれいでお見事でした!その後は心地よく夢の中へ・・・
2022年3月7日 晴
おはようございます。朝風呂を浴びて最終日スタート!
朝食は会場でボリュームたっぷりの和食です。ちなみに鍋はわかめのしゃぶしゃぶでした。東北のお米は甘みがあってみずみずしい!
10時の出発前に宿周辺を散歩してると温泉ベーカリーなる店があったのであんパンを購入しました。あんこがたっぷり詰まってたなかなかボリューミーなパンでした。
3 ツアー最終日は岩手出身の偉人と自然の美しさに触れる
宿を出発し、なんと宿からお米のプレゼントがありました!岩手県産の銀河のしずくというお米で宿での食事にも出てきました。
最初の目的地は宮沢賢治記念館。いくつもの有名な作品を世に送り出した詩人で小学校の教科書で何度も読みました。宮沢賢治の生涯は短いですが残した実績と作品はどれも素晴らしいと感じました。
宮沢賢治の童話村も見学しました。ここは童話の世界観が再現されている場所であり入り浸ることができました。母は記念撮影に大忙し!
宮沢賢治の世界を満喫した後は前沢牛が味わえる「牛の里」に移動して食事です。前沢牛の食事ですが口に入れた瞬間にとろけました。今までに味わったことのない過去最高の牛肉で育ててくれた畜産農家の方や牛さんたちには感謝です。
「おいしいお肉を食べさせてくれてありがとう!」
前沢牛を食べた後は最後の観光地厳美渓へ向かいました。エメラルドグリーンの水流で長い時間をかけて作られた天然記念物は伊達政宗も絶賛するほどの美しさです!複雑な岩の形は芸術です。
厳美渓の名物といえばこのかっこうたんご。行ったときはお休みでしたがセットが見れました。かごに代金を入れて板を叩くと渓流の向かいにある店舗までかごが引き上げられてその後にお団子が手元にやってくるという仕組みです。かごのスピードはすごい速いそうです。
ツアーが一通り終わりいよいよあとは東京まで帰るだけになりました。一ノ関駅に到着してバスともお別れ。
帰りは一ノ関駅からやまびこ号です。
乗車したのはグリーン車。普通席よりも広いので快適でした!
帰りの車内でのおやつです。花巻温泉で買ったアンパンで抹茶クリーム入りと盛岡にあるコッペパンの名店福田パンのクッキーです。
列車は大宮駅に到着しました。最後はツアーに参加した方と挨拶をしてガイドさんとも寂しいですがここでお別れです。私を含めて数名が下車して新幹線が発車する際にはツアーに参加された皆さんが手を振ってくれました!
その後母を自宅まで帰るのに付き添い、私も無事に自宅アパートに到着しました!
4 おわりに
今回は私の希望であるカシオペアに母への親孝行を兼ねて乗車しましたがすべてが忘れられない体験でした!ホテル並みの部屋、食堂車でのフランス料理、その後のツアーでの体験や食事すべてが最高級でした。ツアーには親子、夫婦、友人同士などで参加されてて皆さんが楽んでいられるのがとても印象的でした。さらにガイドさんを含めてかかわったスタッフさんのおもてなしに感激しました。私は現役時代に北斗星、カシオペアという列車に乗れませんでしたが今回カシオペア紀行に乗れたことはとても貴重な経験で母親を連れて行ったことで少しばかりの親孝行ができてよかったです。寝台列車は今は少なくなり「四季島」のようにどんどん高嶺の花になりつつあります。親孝行もそうですができることはできるうちにやった方がいいです。もちろん乗りたい列車も乗れるうちに。今回の旅は今までの旅史上最高でした。最後に一言。
カシオペア紀行をやってくれてありがとう!そしてお母さん今まで僕を育ててくれてありがとう!
5 おまけ
カシオペア紀行に乗車する前に母の希望でプチ東京観光。木場公園近くの河津桜できれいでした。母のネイルも河津桜と同じでした!
門前仲町でもんじゃ焼きをいただきます。
亀戸水神に移動して参拝と梅の花を見物しました。その後スカイツリー方面を経由して上野駅からカシオペアで旅立ちました!
こちらは高校時代に大宮駅で撮影した乗れなかった北斗星号です。左の写真が北斗星用の機関車ですがたまに右のようにカシオペア用の機関車で北斗星を牽引してた時もありました。
こちらは現在運行してるクルーズトレイン四季島号です。今回乗ったカシオペアを超える列車と言ったらもうこれしかありません!私には敷居が高すぎて乗れないです・・・何はともあれカシオペアは楽しかったのでよかったです!
カシオペア紀行はJRグループのびゅうトラベルサービスで青森行や秋田行など色んなツアーを開催しておりますので気になる方は調べてみてください。
今回もブログをご覧くださりありがとうございます!私はこれからもカシオペアを応援します!
もう一度カシオペア紀行乗車の記事を見たい方はこちらから
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