1 はじめに
本日もブログをご覧くださりありがとうございます。今回もまた投稿するいいネタができたので発信していきます。乗車した路線は新潟県の新津駅と福島県の郡山駅を結ぶ磐越西線で新津と会津若松は通称「森と水とロマンの鉄道」です。乗車した観光列車はいずれも土休日を中心に運行してて平日休みの私としては何としてでも乗りたい思いがあり、有給休暇を取得して乗車を決意いたしました。名前の通り自然豊かな風景を列車でかけるのは最高でした。最後までご覧いただければ嬉しいです。
2 走行距離111km、約3時間半のSLの旅
2022年5月15日
朝早く起きてまずは6時33分発のとき301号で新潟へ、乗車券は土休日に利用できる週末パスを使います。
早朝出発で上越新幹線はトンネル区間が多いこともありやることのない私はそのまま二度寝・・・
8時12分、列車は定刻で新潟駅に到着しました。なお新潟駅では高架化工事が進んでおり6月5日に新潟駅のすべての列車が高架線を走行いたします!新潟駅はかつて立派な駅舎がありましたが解体されて現在は写真のように更地になってます。
新潟にやってきて時間があるので朝食としてバスセンターの万代そばでミニカレーを食べました。黄色いカレーはめったに食べませんが味は最高です!新潟駅から徒歩10分と近いので朝ごはんにおすすめ!
新潟駅に戻りましたがバスが発達していてバスターミナルはこのように行き止まり式になってます。行き先別に分かれておりバスが同時に発車するときの光景は圧巻です。新潟駅が高架化すると駅の下にバスターミナルが移るのでこの光景もあと少ししか見れません。10年以上前に初めて一人旅で訪れましたがその時とはかなり変わってます。
9時19分発の新津行の列車で新津駅へ向かいます。
9時40分に新津駅に到着したときはすでに目的のばんえつ物語号が入線してました。肝心の機関車は前の方なので行ってみよう!
SLが連結されている!!!
私は見た瞬間に泣きそうになるくらいうれしくなりました。SLばんえつ物語なんだからSLが連結されているのは当たり前じゃないか、と思いますが私は違うのです。
実はばんえつ物語号に乗車するのは今回で2度目で、その前は2021年11月23日の勤労感謝の日にも乗車しました。私は前日に上越妙高駅まで新幹線に乗車して新潟を日本海に沿って進み新潟駅近くで宿泊しました。乗車当日に新津駅でSL列車が来ないか待っていましたがなんだか準備作業に手間取っている様子でした。そして乗車20分前にこんなアナウンスが。
SL不具合のためSLでの運行を休止します。
ガーン!!!突然すぎて周囲はどよめきました。私も驚きましたが機関車自体何回も不具合があるのでこればかりは安全上仕方ないと感じました。SLは目の前から離れて行って代わりに来たのは・・・
ディーゼル機関車!私も初めての経験でしたが1時間以上の遅れをもって新津駅を出発しました。この時は全席自由席の列車として運転されて指定席、グリーン料金は払い戻しする措置が取られました。しかし私はグリーン車の設備を利用できたのが嬉しかったのであえて払い戻しはしませんでした。しかししばらく時間がたって考えました。
やっぱりSLに乗りたい!
どうしてもSLを諦められず今回乗車する決意をいたしました。今回はSLが連結されていたので見た瞬間は感無量でした!!!
ということで今回もグリーン車をえきねっとで予約しました。事前予約で1ヵ月と1週間前に予約をして一人掛けの座席を無事ゲット、ちなみに販売から5分後にはすでに満席でかなりの人気であることがうかがえます。
車内はこのようになっていて座席はとても快適そうです。そして車両の奥にすすむと・・・
広い!窓がでかい!
展望室は眺めがよく新津方面の列車であればSLを間近で眺めることができます。このような眺めが味わえる列車は少ないので貴重です!
列車は新津駅を定刻で出発し、沿線住民や撮り鉄の方の歓迎を受けて手を振っておもてなし。窓からは美しい田園風景と同時に前回の乗車では見れなかったSLの黒煙が。やはりSL列車の醍醐味は黒煙とこの香り、有給を使った甲斐があります。
4号車には展望室がありその中には郵便ポスト。ここから郵便を送るとSLの消印が押されます。
カーブに差し掛かると7両の客車を牽いたSLが煙を吐く優美な姿が良く見えます。やはりSLは美しい・・・
磐越西線は阿賀野川を横に眺めながら進みます。
津川駅では整備のためしばらく停車します。ここから上り坂を上るためSLは念入りに整備されます。水が欠かせないため給水も行いますがその量はなんと7トン!たくさんの手間と職人技で運行が成り立つことを感じました。
津川駅を出発後、新潟駅で購入した駅弁鮭の焼漬弁当で昼食。秘伝のタレに付け込んだ鮭、筋子など新潟名物の鮭を思う存分味わえます。新潟県の中でも北部の村上市が鮭が有名で鮭のまちとしても知られてます。
福島県に入り田んぼを横目に走ります。
山都駅でSLの整備のためしばらく停車。津川駅よりも落ち着いてました。
間近まで近づいて撮影。迫力がありとにかく熱い!乗務員さんのSL操縦はとても大変そう。
こちらは普通席、4人掛けのBOX席でファミリー層が多かったです。
展望室にはSL整備に使う道具や木製の模型が展示されてました。
次の停車駅は喜多方。この橋は一ノ戸川(いちのとがわ)橋梁で1910年に完成した100年以上の歴史ある鉄橋です。SLが橋を渡るシーンは撮り鉄の間でも人気で通過時は手を振ってくれました。
会津若松へ向けてSLはラストスパート。吐く黒煙の量は一段と多くなり走りきる使命を果たすため一生懸命になってると感じました。
13時35分、SLばんえつ物語号は無事終点の会津若松駅に到着しました。到着時には駅員さんが旗を振って歓迎してくれました。前回乗った時は会津坂松駅でSLの姿が見られず無念でしたが今回は無事に走り切ってくれました!入庫時に元気に「ポッ!」と汽笛を鳴らし新津行の運用のために引き上げました。今回はリベンジのため乗りましたが本当に良かったです!
SLに携わる皆さん、私をばんえつ物語号に乗せてくれてありがとう!
会津若松駅前には大きなSLの動輪がありここで周辺を散歩。
3 福島を味わい尽くす 元普通列車で豪華におやつ!
会津若松駅からは来た道を戻って喜多方駅へ14時33分発の列車で向かいます。乗車するのは左に止まっているディーゼルカーで最新型です。
出発前に回送列車が入って来ましたがなんだか変わった色をしてると思いますが今回の旅のもう一つの目的がこのフルーティアふくしま(写真左)という列車で2015年に運行を開始しました。車両は東北地方を走っていた719系(写真右)という電車を改造の上食堂車として運転されています。「走るカフェ」がコンセプトとなっており名前はフルーツ(Fruit)と茶の(tea)を組み合わせ「フルーティア(FruiTea)」となってます。
14時48分に喜多方駅に到着しました。喜多方は蔵のまちとして知られ、ラーメンが有名で朝からラーメンを食べる朝ラーが定番です!
私も以前会津を旅した際に喜多方ラーメンをいただきました。来夢という店でチャーシュー麺をいただき、麺は太目でスープはあっさりしてましたので薄味好みにおすすめです!
しばらくするとフルーティアふくしまが入線してきました。ロゴはお茶のポッドとフルーツがあしらわれていてかわいらしいデザインでした。今回は専用サイトからクレジットの事前決済で予約し、乗車券はスマホでのチケットレスでした。改札で駅員さんに画面を見せていざ列車の中へ・・・
なんということでしょう!
以前は真っ白な車内でボックス席が並んでたのに上質なソファと黒塗りのテーブルが並んでるではありませんか、私はよく東北本線を青春18きっぷでこの車両に何時間も揺られてた時がありますが同じ車両とは思えません!
ボックス席が多く、グループ向けの列車なのかと思われますがおひとりさま専用席もあるのでご安心を、福島の味覚に集中することができます。
喜多方駅を15時32分に出発した後お待ちかねのスイーツセットがアテンダントさんから運ばれました。パッケージは真ん丸でした。もしかしてケーキがまるごと入ってるのかな?
塩川駅停車中には先ほど乗車したSLばんえつ物語号が通過、黒煙を勢いよく吐いて駆け抜けていきます。先ほどお世話になった乗務員さんに手を振りました。この後も新津まで安全運行で!
気を取り直してスイーツオープン!2段重ねになっていて上段にはフルーツをふんだんに使ったパイ、下段には大福やゼリー、シュークリームなどが収まってました。ジュースは福島県特産の桃を100%使用したジュース。なおスイーツプランはコーヒーとミネラルウォーターが飲み放題です。
スイーツを食べて口の中に甘みが広がってああ幸せ・・
そんな私を乗せて会津若松駅に到着して駅員さん一同が旗を振ってのおもてなし。(本日2度目)ここで一気にお客さまが増えました。
スイーツにあったパイですがチョコレートの味でした。パイは洋菓子ですがチョコ味のどら焼きをパイで包むというとても斬新なお菓子でした。走行中は揺れるので食べるのは少し苦労しました。
翁島駅通過後の1枚。磐越西線福島県内の名所といえばこの磐梯山、「会津富士」とも呼ばれていてその姿は美しいです。車掌さんからもの案内で磐越西線から見えるこの周辺が表磐梯地区で1000円札でおなじみの野口英世は猪苗代湖周辺で生まれました。反対側が裏磐梯で1888年(明治21年)の大爆発によって湖や沼が生まれて時間をかけて美しい自然ができました。
列車はスイッチバックの駅の旧中山宿駅を通過。1997年まではここが中山宿駅で急勾配のため、一旦進行方向を変えてホームに進入していました。
フルーティアの中にはこのようなカフェカウンターがあり、飲み物やグッズを購入することもできます。アテンダントとのコミュニケーションを楽しめます。
カフェカウンターで桃のソルベをいただきます。ソルベはフランス語です。福島県桑折(こおり)町の桃が使われていて程よい酸味が広がりました。
列車は17時15分に郡山駅に到着しました。
埼玉へはやまびこ150号で大宮駅まで乗車します。
夕食は郡山駅で購入した駅弁の「海苔のりべん」でご飯の上におかかとのりが乗っています。のり弁は2段構造で中には昆布の佃煮も入ってます!シンプルなのり弁かと思いきやかなりデラックスでした!
18時25分に大宮駅に到着しました。今回は2つの観光列車に到着しましたがおもてなしは最高でしたし、グルメを思う存分堪能することができました。ばんえつ物語号はえきねっとで予約ができますし、フルーティアも専用のサイトで予約できます(決済はクレジットカード限定)。前は列車の予約というと駅で駅員さんとやり取りをしながらというのがメインでしたが今はネットでどこからでもできてありがたく感じます。これからもネット予約を活用して鉄道を楽しみたいと思います!
4 おまけ
週末パスを購入したので土曜日は関東近郊をぶらり旅してきました。写真は神奈川県の鶴見線海芝浦駅で海がかなり近い駅として知られてます。なお東芝の工場が近くにあり関係者以外は改札を出られません!
本日もブログをご覧くださりありがとうございます。旅は続く・・・
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