うぶあがり島の北大東島はありのままの姿で充実してた!

目次

1 南大東から北大東へはたった20分で到着

本日は前回に続いて沖縄旅行の記事を投稿します。前回南大東島へ上陸しましたがその次の地へ旅立ちます。南とくればそう、北大東島もあるのでそちらに行ってきました。

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RAC735便 南大東(14:45)→北大東(15:05)

南大東島から北大東島へは飛行機が飛んでおり時間はたったの20分。距離は12.5kmで日本一短い航空路線でもあるのです。飛行機が着陸した後お客さまが降りてきましたがこちらは那覇から飛んできた飛行機のようでこのまま北大東島に飛ぶようです。

こちらの航空路線は那覇から三角形のように飛ぶ実質経由便であり、曜日によって飛行の仕方が変わってきます。なお直行便がない日でも経由して搭乗することができ運賃も通しで計算されます。なお日本航空のサイトでは経由するようなルートは申し込めないのでJALの予約センターに電話で申し込む必要があります。
月金土日 那覇→北大東→南大東→那覇 
火水木  那覇→南大東→北大東→那覇

保安検査を済ませていざ搭乗、なお当時は4分遅延で14時49分に出発。化粧室のご利用はご遠慮くださいとアナウンスがありましたが20分で到着するならシートベルトはつけっぱなしですから利用はできませんね・・・もちろん機内サービスなどできません。

滑走路を滑り出し14時57分に離陸!なお南大東空港近くではお見送りのためか月桃ムーンピーチのスタッフが手を振ってくれました!

写真左側が南大東、奥が北大東、かなり近い!

離陸して旋回をしましたがもう北大東島が見えてます。

北大東島を少し通り過ぎ急旋回してそのまま着陸体制に突入!

15時03分に北大東空港に着陸しました。飛行時間たったの6分!

15時06分にシートベルト着用サインが外れ1分延で到着しました。航路は右の赤線のようですが本当に近かったです。私は北大東島が目的地なのでそのまま出ましたが飛行機はこの後那覇空港まで向かうので南大東島から那覇まで搭乗する方はいったん空港の待合所で待機し再度飛行機に搭乗します。

空港では宿の方がお出迎えしてくれマイクロバスに乗って本日の宿「ハマユウ荘」に向かいます。なお北大東島の宿はこの「ハマユウ荘」と民宿「二六荘」しかありません。予約はお早めに!

2 北大東のリゾートは最高!

ハマユウ荘に着きました。コンクリート造りの立派なリゾートホテルではありませんか!

今回は別館のシングルのお部屋を予約しましたがビジネスホテルを超えるしっかりとしたつくり。離島でこれだけ設備が充実してるのは本当にすごいです!

今回は夕食と朝食を付けたプランにしました。現地決済ですがクレジットカードが使えます。なお北大東島は飲食店が少なくハマユウ荘のレストランは宿泊客以外のかたも利用できます。昼間にはランチ営業も行います。

夕食までまだ時間があるので北大東島をお散歩、ここも南大東島と同じくさとうきび畑が広がります。

島の東側までやってきました。隣に見えるのは北大東空港です。

やってきました、北大東島の一番東側です。ここは沖縄県最東端の地でもあり「うぶあがり島」ともいわれていて沖縄県で一番最初に日の出が見えます。

空港近くに秋葉神社という神社がありましたので参拝がてらご挨拶。

ホテルまで4kmほどの道のりを歩いて戻りますが途中そこそこゴミが落ちていました。そこで歩くだけではつまらないと思った私はゴミ拾いをすることにしました。その名も

北大東カントリー大作戦

昔ボーイスカウトに加入していた時期があり、その時の町の清掃活動の名前がカントリー大作戦でした。おそらく意味は缶を取るということでカントリーなのかもしれません。ゴミ袋が汚かったので商店で今晩のお菓子と一緒にゴミ袋を購入しました。ゴミの処理はホテルの方に依頼し、ゴミ袋は私の地元では使えないと思ったので部屋に置いていき有効活用してもらうことにしました。その後どうなったかはわかりませんが…

お待ちかねの夕食タイムですが真ん中の豚カツがボリュームたっぷり!刺身もあってしっかりした食事でお腹いっぱいになりました。

食後はおやつタイムでホテルで購入したポテトチップスをいただきます。ポテトチップスのジャガイモは北大東産で原材料はジャガイモと油だけでイモのうまみが生きてました。夜は星もきれいで辺りはヒグラシの鳴き声だけが響いていました。

2022年7月6日

おはようございます。朝食は健康な魚定食でパンも食べられます。

3 この島は何もないけどそれがいい

朝食後は10時のチェックアウトまでお散歩します。この廃墟のような施設は燐鉱石の貯蔵庫跡で国指定の史跡です。1908年に開拓者の玉置半右衛門が採掘を始めて1950年の閉山まで出稼ぎ労働者も来るくらい島の産業として発展しました。このレンガの建物ではリン鉱石を乾燥させていました。

奥には前日に泊まった南大東島が見えます。港は岩盤を削ったことがよくわかりかなりの量だったことがうかがえます。

散歩して上陸公園までやってきました。ここは1903年に開拓者が初めて上陸した場所ですが周辺はかなりの絶壁で当時の上陸はかなり大変でした。

階段があって降りてきましたがきれいな青い海!美しさに思わず見入ってしまいました。

ホテルをチェックアウト後に向かったのは「台風岩」という名所ですが中央の四角い岩です。2009年の台風18号最大瞬間風速が58.9m/sを記録して写真の岩が吹っ飛んできました。横幅は4m以上あるそうで台風中継でよく聞く大東島がどれだけ風が強いかを感じることができます。車が走ってる時にこのような岩が飛んで来たらたまったもんじゃありません。そもそも車も飛んでしまいます…

台風岩から近い江崎港近くの休憩所で北大東島のAコープで調達した手作りのお惣菜の昼食。メロンパンの製造メーカーである第一パンは沖縄独自のメーカーで私も初めて食べましたが本当においしく写真のメロンパンはおすすめです。

昼食を食べたらまたしばらくの散歩。ここは島の中心部にある潮見橋で下の川は海の水位と上下に連動して流れが変わる不思議な地点となってます。

北大東島の北港までやってきましたが港には大きなクレーン車がありました。このクレーン車は工事用ではありません。目的はなんと

人間をつるすため

どういうことなんだ?となりますがここは朝に那覇からのフェリーが到着していて、その時にフェリーの乗客を檻のようなゴンドラに乗せてクレーンで吊るして下ろすんです!本来船は桟橋のようなものを船につけてお客さまを下ろすんですが南大東島と北大東島はサンゴ礁が隆起した絶壁の島で船を接岸させることができません。そのため昔から人間や積み荷はクレーンで吊るして下ろすしかないのです。フェリーは毎日運航されているわけでもなく天気が悪くなると欠航、出発延期なんて日常茶飯事です。しかも島が見えても船が近づけないとなると目の前で那覇に引き返すなんてことも過去にはあったそうです。

こちらは国指定の天然記念物の長幕岸壁及び崖錘の特殊植物群落で北大東島の独自の自然がそのまま残っています。屏風のように岸壁がそびえ立っていて圧倒されました。

どこまでも続くさとうきび畑。青い空とよく似合います。

飛行機の時間が近づいてることもあり過ごせる時間もあとわずか、ちなみに北大東空港近くですが自然がいっぱい!町らしい町はなく島全体が自然に囲まれてるんだなというのを訪問して感じました。

最後は秋葉神社にお別れの挨拶。短い時間での訪問でしたがありがとうございました。

RAC848便 北大東(15:35)→那覇(16:40)

そして飛行機は定刻で飛び立ちました!南大東島と北大東島の2つの島は沖縄からかなり離れた島で沖縄らしくないところもありますが自然がいっぱいでした。特に北大東島は島民が挨拶してくれたりして私を家族のような目で見てくれました。歴史が浅い島というのもありますがさとうきびによってこの島が発展したことが分かりました。この島での思い出は一生忘れられません。

南大東島、北大東島の皆さん、旅で出会った方本当にありがとうございました!旅は続く…

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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