志国をぐるり、列車と路線バスで高知を知る

本日もブログをご覧くださりありがとうございます。今回四国に行ってきました。その中で観光列車に乗車しましたが人のおもてなしを身近に体験することができました。高知以外も訪問しましたがここでは高知を中心に投稿していきます。

目次

1 川の清流を眺めながら列車を楽しむ

2022年7月17日

仕事終わりにサンライズ瀬戸号に乗車しますが、線路内人立ち入りの影響で東京駅到着が発車5分前になってしまいました。何とか間に合い一安心し横浜駅出発後の22時40分ごろに検札を済ませました。シャワーは自宅で浴びたのでそのまま就寝。

2022年7月18日

目が覚めると瀬戸内海を通過中。降りる坂出駅は瀬戸大橋を渡り切ってすぐのため降りる準備を急ぐ。

坂出駅前のジョイフルにてモーニング。左下の卵メニューはエッグスラットで卵の下にマッシュポテトが入っています。お気に入りになりリピート確定!

坂出(7:51)→松山(10:06) 特急いしづち1号 松山行

坂出駅から特急で松山に向かいます。次の宇多津駅で岡山からのしおかぜ号と併結して松山駅まで走ります。車両は振り子式なので道中かなり揺れましたが鉄道好きの私としてはたまりません。

写真がぼやけてますが瀬戸内海がよく見えます。今治辺りではサイクリングの名所しまなみ海道も見えました。

2019.1月撮影

終点の松山駅で乗り換えますが松山駅では写真のように同じホームで縦に止まります。奥の赤いのがしおかぜの高松行、手前のアンパンマン柄の列車が宇和海の宇和島行です。

松山(10:18)→宇和島(11:40) 特急宇和海9号 宇和島行 

この宇和海号も振り子式のためカーブで傾きを見せますがスリルがあってたまりません!しおかぜ号と合わせて3時間以上の振り子を堪能。

今回坂出から宇和島までは特急列車を2つ利用しています。特急料金は本来それぞれの列車にかかりますが松山駅で改札を出ないで乗り継ぐ場合、坂出から宇和島まで一つの特急とみなして通しで料金が計算されます。

宇和島駅に到着して昼食を調達、列車までの時間が40分なので宇和島名物のじゃこ天を購入。魚の味が生きてて歯ごたえがありました。

宇和島(12:18)→窪川(14:23) 普通 窪川行

予土線の普通列車で高知県へ向かいます。乗車したのは海洋堂ホビートレインのかっぱうようよ号。川を楽しむかっぱが車体に描かれていてかっぱの世界に引き込まれます。なおこの車両車内にトイレがありません。乗られる方は事前にお手洗いへ!

車内にかっぱが乗っている!?実物がいるのかと思いますがこれらは人形です。車内には作品が並べられていて記念撮影にぴったり。

列車は広見川、最後の清流四万十川に沿ってガタゴトとゆられていきます。川はうねうね曲がっていてそれに合わせて列車も曲がっていきます。予土線と川はセットの存在になって何時間でも見られます。

2時間以上乗って終点の窪川駅に着きました。ここからは再び特急列車に乗車します。

窪川(15:13)→高知(17:53) 特急 志国土佐 時代の夜明けのものがたり 高知行

乗車するのは観光特急の時代(とき)の夜明けのものがたり号。高知出身の坂本龍馬をはじめとする幕末の名士たちをイメージした列車で土佐流のおもてなしを受けられます。特急列車ではありますが所要時間は2時間40分で同じ区間を走る普通列車が2時間程度なので普通列車よりも遅いです。特急は「特別急行」の略で特に急ぐと言われてますがこの列車は極限までのんびりと走ります。

この列車は全席グリーン車指定席の列車でみどりの窓口で発券が必要で私は大宮駅の窓口で申し込みをしました。食事が出るので食事券も必要ですがこちらはJR四国のホームページかJR西日本の「SETOWA」アプリで申し込みをします。私は今回「SETOWA」アプリを使ったので申し込みが楽でした。

車体側面には土佐の名士坂本龍馬が描かれています。この面のラッピングは時代の夜明けを連想する「ソラフネ」で反対側は幕末の歴史をイメージする「クロフネ」の黒いラッピングとなってます。

車内に入るとしゃれた座席が広がっていました。景色や沿線の方のおもてなしをじっくりと見ることができます。アテンダントにアプリの画面を見せて準備は完了。窪川駅を出発して土佐くろしお鉄道の職員をはじめとする沿線の方のおもてなしに応えるように手を振って旅の始まり。この日は沿線にある伊野商業高校の生徒さんによる観光案内付き運行でした。

15時38分に土佐久礼駅に到着。列車にはこの駅からも乗車することができそれ以降は高知駅までノンストップ。駅では地元市場の方による販売会が行われておりごはんに混ぜ合わせるかつおめしを購入。こちらは帰宅後におにぎりにしました。

土佐久礼駅出発後、お食事が運ばれてきました。高級感ある木箱が2つ、列車のロゴマークが描かれてます。

食事の中身は高知名産のカツオのタタキをはじめかわいらしいおにぎりのお米、野菜まで高知産をふんだんに使ってます。カツオはもちもちしてて野菜はシャキシャキ、高知の味を高知の車窓を見ながら味わうのは最高です!

16時頃に須崎駅に到着してここでは須崎の婦人会の方によるおもてなしが開かれました。太鼓の演奏や踊りの披露など目白押しでした。乗客たちも地元の方や駅職員と一緒に盛り上げ気分は最高潮!

駅にいたこちらのゆるキャラは須崎市のしんじょうくん、須崎市で目撃されて以来2012年に絶滅した二ホンカワウソがモチーフになってます。頭に乗ってるのは須崎市名物の日本一熱い鍋焼きラーメン。

須崎駅を出発するとなにやらすごい光景が見えました。ここは白石工業の土佐工場で山に現れた工場の姿はまあるで映画のよう。複雑な配管がまた工場らしくて見入ってしまいます。

お弁当を食べた後にはデザートが出てきました。高知の一級河川仁淀川をモチーフにしたゼリーです。仁淀川は左のゼリーのようなきれいさで仁淀ブルーと呼ばれてます。佐川駅で飲み物を受け取れるので私はさかわ茶を選びました。

波川駅を過ぎると出現しました仁淀川。川幅はとても広く、上流の方に行くと川の欄干がない沈下橋が多くみられます。沈下橋は川が増水したときに橋でせき止められて洪水になることが防げるメリットがあり、壊れたとしても簡単に再建することができ四国では多く見られます。

伊野駅にてしばらくの停車ですが駅名標が映画「竜とそばかすの姫」仕様になっていました。この伊野駅は映画の舞台になっていて装飾が駅の各所になされています。停車中には伊野商業高校の生徒さんから手作りのイラスト入りのティッシュをもらいました。出発後車内でも観光案内のほか高知弁講座が開かれて高知弁の難しさと面白さを感じることができました。

17時53分に高知駅に到着。2時間40分の特急列車の旅はのんびりしてながらも地元の方のおもてなしや温かさに触れることができ充実していました。車内ではお食事以外にグッズ販売もありますのでそれも楽しみの一つかもしれません。

今晩は高知駅近くのグリーンホテルに宿泊。

2 雨の室戸岬へ路線バスに揺られて

2022年7月19日

おはようございます。朝食を済ませて6時40分ごろに高知駅へ向かいます。

高知(7:02)→後免(7:16) 普通 土佐山田行

本日は室戸岬へ向かいます。使用するのは四国みぎした55(ゴーゴー)フリーきっぷで高知から徳島までの対象区間の鉄道とバスが3日間乗り放題です。きっぷは前日に宇和島駅のみどりの券売機で購入しました。

後免(7:17)→奈半利(8:21) 普通 奈半利行

後免駅から土佐くろしお鉄道に入ります。写真の肖像画は沿線の安芸市生まれの三菱財閥創業者岩崎弥太郎で、列車名にもなっています。

奈半利駅に到着しました。鉄道はここまででバスで室戸岬へ向かいます。

奈半利駅(8:42)→室戸岬(9:41) 高知東部交通バス 室戸世界ジオパークセンター行き

路線バスで室戸岬へ。この日は雨だったので外は強風で雨が吹き付けました。

室戸岬に着いて中岡慎太郎の銅像が見えました。

室戸岬を中岡慎太郎の銅像と同じ目線で見つめます。岩に打ち付ける波がかなり激しく四国の海のすごさを見せつけられてるようでした。

室戸岬には灯台があるので行ってみることにしましたがかなりの急坂。歩いてる人は私だけで歩道は狭いですが景色は最高。

室戸岬近くにあったのは四国88箇所霊場24番札所の最御崎寺(ほつみさきじ)です。お遍路は徳島から時計回りにめぐるものですが私は徳島方面に反時計回りなので逆打ち状態でお参り。

室戸岬灯台からの景色はバス停近くとはまた違って全体が見渡せます。

ランチはやっているお店が少なかったので近くのカフェ「ベイサイド」にてフレンチトーストをいただきました。店内は地元の方が多めでした。

室戸岬(12:01)→海の駅東洋町(12:51) 高知東部交通バス 甲浦岸壁行き 

途中室戸世界ジオパークセンターでバス停を乗り換えて北上していきます。バスは高知で一番東の東洋町に着いてこの先は徳島県へ向かいます。徳島県についてはまた次の記事で投稿していきますのでお楽しみに!

旅は続く…

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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