四国の世界初は二刀流!さらに世界三大潮流のうずしおを見る

今回は前回の高知編に続き徳島県について投稿していきます。

目次

1 世界初の鉄道は線路と道路を走る!DMVに乗車

2022年7月19日

高知県の東洋町まで到達。海の駅にあったのはDMV(デュアル・モード・ビーグル)ののぼりですが次はこちらに乗車していきます。室戸からのバスに乗車した何名かのお客さまがここで降りおそらく同じ目的でDMVに乗車をします。

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左に見えるのが駅のホーム

DMVとはどんな乗り物なのかを確かめるべく最寄り駅の阿佐海岸鉄道甲浦駅まで歩いてきました。駅前に大きなスロープがあって線路に続いていました。

道路からマイクロバスがやってきてスロープを上ると線路の上に止まりました。

しばらくすると車体から鉄の車輪が出現。車体は少し上がっていきました。これこそDMVの最大の特徴で道路と線路の両方を走行できるシステムなのです。DMVは最初に北海道で試験走行が開始されてその後阿佐海岸鉄道にて試験が繰り返された後2021年12月に運行を開始しました。

DMVはそのまま線路上を走行していきました。

DMVは徳島県側にある道の駅宍喰温泉を始発としているのでそこから乗ることにしました。雨の中県境越えのお散歩になり歩行者は私しかいません。

DMVの始発点道の駅宍喰温泉に14時20分ごろ到着しました。DMVは公式サイト経由で発車オーライネットで事前予約しました。当日でも空席があれば乗車することはできますが満席の場合は乗れません。高知から使用してる四国みぎした55フリー切符も追加料金なく使えますがいい座席を確保したかったので予約しました。

道の駅宍喰温泉(14:44)→阿波海南文化村(15:20)

それでは乗車していきます。来た車両はさきほど甲浦駅で見たのと同じでカラーで赤と青もあり合計3台体制での運行となってます。最初に乗務員さんに座席番号と名前を伝えて着席。

高知にいったん戻り甲浦駅へ。バスから鉄道モードへ変身するため坂を上ります。

変身する場所へスタンバイしていよいよ鉄道モードへ、その時の車内アナウンスはこちら↓

「ただいまから鉄道モードへモードチェンジを行います。モードチェンジスタート。」

♪阿波踊りのメロディ♪ 「モードチェンジ中」

「フィニッシュ」

このあと乗務員さんが線路上に降りて確認を行った後鉄道モードで出発進行!レール上は揺れが少なくさっきまで道路を走ってたバスが線路を走るなんてなんだか不思議な感覚です。

宍喰駅では乗務員さんの交代がありました。DMVの開業に伴ってホームも新設され少し低めでした。

阿波海南駅に到着して鉄道モードはここまで、再びバスモードに変身します。

「ただいまからバスモードへモードチェンジを行います。モードチェンジスタート。」

♪阿波踊りのメロディ♪「モードチェンジ中」

「フィニッシュ」

バスモードに切り替わったあと再びバスとして走り出しました。

DMVは終点の阿波海南文化村に到着しました。私は事前決済なのですぐに降りましたがその場での乗車の方は後払いなので料金を支払います。乗車した感想としてはモードチェンジがスムーズだったということと乗り心地はよかったという点です。鉄道は廃線にするとなるとバス転換されて線路は活用しないことがほとんどですが鉄道の線路を活用してる上に線路がない部分はバスで走れるので地方の新しい交通機関として発展してほしいですね。阿佐海岸鉄道にはDMVが走る前にも訪れているので下に写真を載せます。

阿佐海岸鉄道 DMVが走る前 2014.8.20乗車

阿佐海岸鉄道の阿佐東線は当時甲浦から海部の間8.5kmを結ぶ路線でした。昔の計画では徳島から室戸岬を経由して高知まで線路でつながる計画もありました。2020年11月にDMV導入に伴って当時JR四国の牟岐線だった阿波海南~海部間が阿佐海岸鉄道阿佐東線の管轄に代わりました。そのため写真の海部駅のJR仕様の駅名標はもう見れません。

当時高知県側からバスで甲浦駅に着きました。駅舎は小ぢんまりしてました。乗車券は270円で確か車内で購入したかも?(記憶があいまいですいません)

当時乗った車両は最初宮崎県の高千穂鉄道で走ってましたが高千穂鉄道が2008年に廃線になったのに伴って2009年に阿佐海岸鉄道にやってきました。乗車した当時トンネル区間では天井のイルミネーションがきらびやかに光って寂しい車内を明るくしてくれました。

みなでのらんけ (みんなで乗ろう)

車体側面にはこのメッセージが書かれていました。当時は私を含めて2人だけで地元の方は乗ってませんでした。今回DMVには10数名のお客さまが乗っていました。このメッセージの通りたくさんの方が乗って地元の足、観光資源として盛り上がっていってほしいです。

2 徳島県で記念すべき宿泊

阿波海南(16:08)→南小松島(17:49) 普通 徳島行き

阿波海南駅からはJR四国の牟岐線に乗車します。

今晩の宿の最寄り駅南小松島駅に着きました。夕食の店を探そうにも周りは休みで町中をうろうろしてしまいました。

町中に謝謝という中華料理屋があり開いていたので唐揚げ定食の夕食。小ぶりな唐揚げが10個ほど乗っていて思った以上にボリューミーでした。

泊まるのはスーパーホテル小松島天然温泉。徳島県に宿泊するのは初めてでなおかつ47都道府県の中でまだ宿泊したことがありませんでした。徳島市で泊まるのもよかったですが小松島市という自治体は訪れたことがないので訪問を兼ねて宿泊。

部屋は寝るだけなのでこれだけの広さで充分。夜食に近所のスーパーで購入した徳島のローカルフードフィッシュカツを食べます。製造元の津久司蒲鉾(有)は小松島市に本社がありフィッシュカツの誕生した企業でもあるんです。徳島のカツはこのフィッシュカツを指していて蒲鉾をフライにした味は病みつきになりました。

2022年7月20日

おはようございます。徳島で目覚めた朝は青空の広がる気持ちいい朝でした。そして徳島県で宿泊、47都道府県全てに宿泊を達成しました!

朝食はサラダもついた健康朝食。スーパーホテルのいつもの朝食ですが47都道府県宿泊を達成したせいかなんだかこの日は特別に感じました。

3 徳島でしか見れないうずしおと秘境駅へ

南小松島(7:41)→(8:05)徳島(8:26)→鳴門(8:56)

通勤ラッシュの中徳島県を北上してうずしおが見れるという鳴門市へ向かいます。

鳴門駅前(9:07)→鳴門公園(9:31) 徳島バス 鳴門公園行き

鳴門駅からは徳島バスに乗車します。

鳴門公園バス停から歩くと大鳴門橋が見えました。その向こうに見えるのは兵庫県の淡路島なので県境でもあるんです。うずしおは大鳴門橋の渦の道という遊歩道から見えるのでチケットを購入して向かうことにします。

迫力は大きくありませんでしたがうずしおっぽいものは見ることができました。自然現象ですが時期や時間によって大きい渦が見れます。

鳴門公園(10:25)→鳴門駅前(10:48) 徳島バス 徳島駅前行き

鳴門市内へバスで戻ります。ちなみにこのバスは水素で走る環境にやさしいバス。中国、四国地方ではまだこの徳島県だけです。行きに乗ったバスと比べるととても静かでホントに走っているのかと思うほど。

鳴門市内では徳島ラーメンを食べるため「ラーメン〇天」へ。スープは濃い目の味付けで茶色系でしたがしつこくなく飲み干しました。

鳴門(12:05)→池谷(12:21) 普通 徳島行き

鳴門線で乗車して池谷駅まで行きますが池谷から先のきっぷは買っていません。

池谷(12:48)→阿波大宮(13:24) 普通 高松行き

2日前に使用したこちらのきっぷ。そう、大宮から阿波大宮までの区間で2日前に高知駅で途中下車したままです。時間があり大宮とつく駅なので埼玉県民として気になって訪問してみることにしました。

阿波大宮駅に到着しました。降りたのは私と通学の学生の二人だけでした。使われてるホームは一つで雰囲気はまさしくローカル線といった感じです。

こちらが時刻表ですが昼間の時間は最大で5時間以上開くところもあります。この付近は徳島と香川の県境であり通しで運転される普通列車も少ないです。私はここから徳島駅まで戻らなければなりませんが次の列車は18時36分!帰りの予定に間に合わないのでこうなると歩くしかありません。

阿波大宮駅の外に出てきました。埼玉の大宮駅とは規模や列車本数で比べ物にならないほどでした。秘境駅ですが自然がいっぱいでマイナスイオンが溢れてるのでまた訪れたいなあと感じました。

ここから板野駅まで約5km歩いていきます!暑い中ですが運動を兼ねての気分転換です。徳島と香川の県境は大坂峠がそびえたっています。

お散歩中高松方面へ向かううずしお16号に遭遇。のんびり歩いてる私とは比べ物にならないスピードで通り過ぎていく。やはり列車は速い。

板野(15:26)→徳島(15:55) 普通 阿南行き

峠を無事に降り、板野駅からは徳島方面への普通列車本数も多くなります。2時間ぶりの冷房は気持ちいい!

バスに揺られる 右はフリーパス

徳島駅前(16:05)→徳島阿波おどり空港(16:33) 空港リムジンバス

本日は飛行機で帰るので徳島空港まで向かいます。ちなみにこのバスを含めてこの日乗車したすべてのバスで徳島バスのフリーパスを使いました。スマホで購入できる電子チケットで便利です!

阿波おどり空港に着きました。初めて利用します。

少し早いですがここで夕食を食べます。徳島空港だけで食べられる「肉吸い」で肉うどんからうどんを抜いたメニューです。卵かけご飯は卵が新鮮で一瞬で平らげました。

JAL589便 徳島(17:40)→羽田(19:00)

徳島空港からはJALで飛び立ちます。今回は非常口座席を予約しました。非常口座席は席の間隔は広めですが席の前にはいかなる荷物も置けません。私も小さいトートバックを置いていたらCAさんから上の荷物棚に置くように言われて初めて知りました(笑)

羽田空港に着きましたが空はまだ明るいです。高知では人のおもてなし、徳島では世界初に触れることができ充実した四国旅行となりました。本日もご覧下さりありがとうございます。

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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