リニア鉄道館で高速鉄道の歴史に触れ、新幹線の凄さを知る

今年は鉄道開業150周年。各地でいろんなイベントが開かれるかと思いますが私は今回JR東海のリニア鉄道館を訪問しました。JR東海の主力である東海道新幹線を始めとする高速鉄道の歴史を知ることができ、鉄道員の大変さもわかりました!

目次

1 展示車両の多さに圧倒される

リニア鉄道館に入館するとまずは高速鉄道の歴史を語る上でかかせない3つの車両が登場します。1954年に時速129㎞/hを出した蒸気機関車C62形、1996年に電車方式で時速443km/hを出した新幹線試験車両300X、2003年に時速581km/hの有人走行世界一を記録したリニアモーターカーがお出迎えしてくれました。一番右にあるリニアモーターカーは2005年の愛知万博でも展示されました。

リニアモーターカーは車内にも入れますのがほぼ新幹線と変わりません。展示車両をよく見るとリニアモーターカーは先頭に窓がありませんがそれは運転士は乗務しないからなんです。

さらに中に入ると国鉄やJR東海で活躍した車両が現れました。私は左側の流線形の300系電車が思い出深く、子供のころに新横浜から東京までの短い区間で乗ったことがあります。その300系の後ろに黄色い新幹線がありますがこれはドクターイエローで線路や電車線などの設備を点検するための車両なので普通は乗ることができません。

東海道新幹線弁当 1000円

昼食は東海道新幹線弁当を食べました。東京の深川めし、名古屋の味噌カツなど東海道新幹線沿線のグルメを味わえます。リニア鉄道館にレストランはなく弁当を販売してる売店があります。弁当は事前に予約をすることもできますので確実に食べたい方は予約がおすすめです。

デザートは展示車両が眺められる座席へ。テーブルの形はよく見るとグリーン車のシンボルマークが使われているではないか!そこで味わったのはグリーンの抹茶味のアイスクリーム。スプーンが立つほど固い!

売店では他にもバニラとピスタチオのアイスがありますがピスタチオは売り切れましてました。ピスタチオは今年の6月に新幹線車内で味わいましたがほどよい甘みで2年ぶりの復活とあって頼む方が多かったです。その時の旅は下記リンクから↓

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館内には歴史ある車両がずらり、鉄道省が1922年に製造した木製電車でかなりの風格があります。

この電車は東海道本線で活躍した電車です。似た形の車両は宇都宮線や高崎線でも走ってたことがあり私も子供の時によく乗りました。

ここには歴代の寝台車や特急電車がありました。

展示車両にレストランが出現!こちらは100系新幹線に連結されていた2階建て車両の中にある食堂車。今では新幹線に食堂車はないですが当時は本格的なメニューを召し上がることができました。2000年に終了しましたが私は乗ったことがありません。

屋外にはN700系新幹線が展示されてました。2005年に登場して2019年6月に運転を終えてリニア鉄道館にやってきました。14年という短い運転期間でしたが各種試験が行われてその後の新幹線車両の登場に大きく貢献しました。車内では飲食をすることができ空調も快適に利いてるので昼食をとるのにおすすめ!

こちらは鉄道模型のジオラマ。東海道新幹線とそこから延びる在来線の沿線の風景が忠実に再現されています。人形もあって臨場感が抜群です。

2 体験コーナーでは鉄道員の仕事に触れる

リニア鉄道館は自分で体験するコーナーも充実していてここでは新幹線の集電装置パンタグラフを下げる体験をしました。パンタグラフはすごい圧力で電車線に密着していて下げるのにかなりの力が要ります。しかしパンタグラフと電車線は密着していないと火花が出て電線の切断につながってしまいます。他のエリアでもメンテナンス部門の紹介がされていて鉄道の電気系統での勤務経験のある自分としては当時を懐かしみました。

鉄道博物館といえばシュミレーターも見どころの一つです。今回は車掌と新幹線運転士を体験できるシュミレーターを申し込みました。総合案内で申し込みをして上のようなチケットを受け取り、料金はそれぞれ500円。

まず体験したのは車掌のシュミレーター。JR東海で活躍してる313系をモデルにしていてドア閉めや放送ができます。最初にスタッフの方からレクチャーを受けます。

安全を確認してスイッチを扱ってドアを閉めますが発車時間を時計を確認しながらでないといけません。しかし3秒前にスイッチを扱ってしまい注意されました。アナウンスはわかりやすく話すのはもちろんですがペースを考えないとすぐに次の駅に着いてしまいます。駅に着いてドアを開けますがドアが開かない! 閉のボタンを押してました。まあ開きませんよね…

15分の体験を終えましたが感想としては大変というのを感じました。やることはすごい簡単に見えて私でもできそうだと思ってました。しかし実際は列車の安全運行を関わり時間を守らなければいけなく立ちっぱなしなので体力勝負だと思いました。車掌、なめてました。

リニア鉄道館見学の締めとして新幹線のシュミレーターも体験。運転台はN700系新幹線がモデルとなっていてまるで宇宙船のようです。ここでもスタッフからレクチャーを受けていよいよハンドルを握ります。

新幹線は左手がブレーキで減速、右手がマスコンで加速します。時速285km/hまで加速すると外の景色が流れるようです。なお基本速度制御は自動で操縦しませんでしたが停車の時は手動なのでタイミングを見計らいブレーキを掛けます。いい位置に止まれたようでスタッフの方からほめられました。新幹線は運転時間が長いので集中力がないとできませんし在来線とは運転の仕組みが異なるなど新幹線運転士について知れていい体験となりました。新幹線シュミレーターは国内ではほかにも埼玉と京都の鉄道博物館にあります。

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300系にあった特別イラスト

リニア鉄道館ではほかにも東海道新幹線に関する映画の上映がありました。さらに今年はのぞみが運行開始してから30年の節目の年でもあり、名古屋を飛ばしてた過去があるなど知らなかったことがたくさんありました。子供の時から鉄道好きとしていろいろな鉄道を見てきましたが改めて魅力を知ることができた一日でした。

3 リニア鉄道館へのアクセス

リニア鉄道館へは名古屋駅からあおなみ線に乗車して25分、終点の金城ふ頭駅で下車して徒歩2分です。名古屋駅のあおなみ線は少し離れてますが案内はありますのでご安心を。

営業時間10:00から17:30 
毎週火曜日、12/28~1/1休館
(祝日の場合翌日、GWやお盆は開館) 
料金 大人1000円 小中高生500円 幼児200円

リニア鉄道館では今回オンライン入館券を利用しました。あらかじめネット上で購入でき当日はメールに添付されてる上記のQRコードを読み取るだけでOK!

あおなみ線でささしまライブ駅を過ぎるとJR東海の車庫が見えます。主にディーゼル特急を眺められ、隣には近鉄電車も走行していて到着前から鉄道を思う存分楽しむことができます!

こちらは南荒子駅での1枚。ホームドア工事を行っているため電車のドアが開くものの、ホームドアが開かないという状態がありました。到着前に何度もアナウンスはありますが急いでたら勘違いしてぶつかりそう(笑)

名古屋に来たらリニア鉄道館へ!本日もご覧くださりありがとうございました!

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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