パースまで4日間!インディアンパシフィック号に乗車(1日目)

オーストラリア渡航編へ

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1 小学校の時出会ったインディアンパシフィック号

2023年12月20日

おはようございます。オーストラリア旅行初めての朝食はシリアルとゼリーをいただきます。

ホテルをチェックアウト後一駅隣のキングス・クロス駅近くのコインランドリーで洗濯。ここはクレジットカードにも対応しておりらくらく支払い♪

その後シドニーセントラル駅まで列車にて移動しました。なお途中見た貨物列車は貨車が60両以上!!シドニーの鉄道は列車の時刻は表示されず、電車があと何分で来るかと停車駅表示がされます。

シドニーセントラル駅に到着して今回の最大の目的であるインディアンパシフィック号を目指します。乗車するきっかけとなったのが小学校の時学校の図書室で世界の鉄道の本を見てある写真が強烈に残りました。

何もない赤い大地、1本の長い直線線路、長い列車

この写真こそがオーストラリアの鉄道で各国の中で一番印象に残りました。いつか乗ってみたいと思った中である日インディアンパシフィック号について知りその小学校の時に本で見た景色が見れるかもしれない…。

私は2023年2月のスイス旅行から帰国後、ツアー会社経由で申し込みをしました。なお当初は6月を希望してましたがなんと満席で空いてるのは11月以降と案内されて12月20日出発の列車を予約できました。値段はオーストラリアドルで2890ドル、日本円で273990円という超高額列車でした。これは平均的な価格で繁忙期だとさらに値段が上がります。なお運行会社である「ジャーニービヨンドレール」のHPでも予約ができます。オーストラリアの豪華列車はすぐ埋まるので予約はお早めに。キャンセル不可の早割もありますが何があるかわからなかったので保険料として平均的な価格の申し込みをしました。

列車の出発は14時前とあったのでチェックイン会場に11時前に到着しましたがすでに多くのお客さまで混雑してました。パスポートを提示して乗車カードをもらいました。本日インディアンパシフィック号は1番線に入線。

シドニーから目指すは西オーストラリア州のパース。この日は水曜日で目的地パースに到着するのは土曜日。

3泊4日、距離は4351㎞

これは日本最北端の宗谷岬を出発して稚内から枕崎まで鉄道で旅してさらに奄美大島、那覇市、石垣島を通り日本最西端の与那国島に到達するほどの距離なのです。

この列車は途中ブロークンヒルとアデレードで列車を降りてツアーが行われます。

チェックインした後は駅構内にあるレストランにて食事。この時はインディアンパシフィック号の乗客に向けて貸し切り状態でした。この時テーブルで一緒になった方は70代の男性の方で後から友人が合流してくるそうです。ちなみにその友人の方は鉄道の機関士を務めてた方でびっくり!!食事にはパイやサンドイッチなどがあり飲み物はビールやワインをはじめ飲み放題!!

12時50分ごろ、私の乗車する1番線ホームにはパースから4日間の旅を終えたインディアンパシフィック号が到着しました。機関車は3軸で日本ではまず見ない仕様。外国の機関車はとてもかっこいい!!鉄道好きの私はカメラマンモード(笑)

機関車が切り離されたのちに客車が後ろから押し出されて停車しました。これは推進運転と言って日本では上野駅で北斗星やカシオペアが出発前に入線する際に客車が先頭で入線してました。

しばらくすると別の列車が入線しました。しかし客車は1番線で見たのと同じです…。じつはこれもインディアンパシフィック号。

さらに2番線にも同じ客車の列車が入りインディアンパシフィックは3つのホームに分かれて停まりました。それもそのはず、インディアンパシフィックは寝台車、食堂車、電源車などを合わせて34両編成なのです!!しかしシドニーセントラル駅はそれだけの長い編成は収まらないので3つに分割されたうえで入線したのです。

雑ですが今回の列車についてどのように動くのか説明します。まず13時55分に2番線に停車してる編成が動き出します。その後ポイントを切り替えて3番線に停車してる編成に連結。再び動き出して1番線に停車してる編成に連結してパースを目指す旅の始まり。アルファベットは寝台車の車両を現していてQまでなので17両の寝台車が連結されていることになります。長い、長すぎる!!!

14時を過ぎて列車に案内するアナウンスがあり私は1番線ホームへ。入り口でクルーに名前を伝えました。今回予約したのはゴールドシングルという一人用の寝台でちょうどよい広さでした。

キャビンの中には蛇口があり石鹸などのアメニティも用意されてました。

ゴールドシングルは16室あり列車には非常時の避難経路の案内がありましたがとても面白い!自分なりに解釈したら

緊急事態が起きた場合は 

(T)慌てずゆっくりと状況を把握する(R)危険なところから離れる(A)クルーや近くの乗客に状況を伝える(I)クルーの指示に従う(N)絶対に自分や他人をさらなる危険にさらさない

ゴールドシングルはトイレとシャワーは共同使用となっています。トイレは4室ありそのうち2室がシャワー付きとなってます。なお日本で乗ったサンライズエクスプレスとは違い時間制限がなく好きなだけシャワーを浴びられます。(水は大切に)

2 インディアンパシフィック、出発

14時50分、2番線ホームの列車が先に出発しましたが出発直後に後退して3番ホーム停車中の客車に連結。15時05分に再び動き出して私の乗車してる1番ホームの客車に後退して連結。そして15時10分に動き出してインディアンパシフィックは機関車2両と客車34両の長大編成で動き出しました。

車内にはこのような喫茶コーナーがありコーヒー、紅茶などが飲めます。クリームや砂糖も常備しています。

私は今回の旅にあたってリュックサックを新しく購入してショルダーバックと併用しました。今回の私の荷物はこれだけですが50㎏までの荷物預かりが利用できるので長期休暇の方でも身軽に旅ができます。しかし預けた荷物は最終目的地まで荷物車に預けられて列車乗車中はその荷物にアクセスできないので要注意。

ゴールドシングルの車内は通路が曲線となっています。部屋は扉が閉められますが鍵はかけられません。

車内を少し探検してみました。ゴールドシングルの隣の車両はゴールドツインの車両で二人用の部屋が1車両に9室あります。ツインは専用のトイレ付シャワーがあります。日本でいえばかつて運行してた北斗星やトワイライトエクスプレスの「ロイヤル」に少し似てる気がします。見るとベッドは一つですが上にもう一つのベッドが収納されています。

探検中よく見てみると連結部の下から線路が丸見え!!

ラウンジに到着してしばしのくつろぎ、ラウンジは乗客で賑わっていて早速打ち解けていました。

車内では飲み物とスナックがいただけるのでオレンジジュースとポテトチップスを頼みました。ショーケースにはワインやビールが並んでてもちろんすべて飲み放題。

18時ごろに外を見るとブルーマウンテン国立公園の中を走行中。勾配がきつく雨の中車輪のこすれる音が響いてました。

酒が飲みたくなって片言の英語でビールを注文。おつまみとしてツナの乗ったビスケットが食べられました。

20時ごろ、夕食の時間になったので古き良き時代の雰囲気が残る食堂車クィーンアデレードレストランに向かいます。テーブルは4人掛けで一緒になる方はその時によって変わります。ちなみに日本人はいません!隣に座った方が少し日本語がわかるようですが覚えてる単語が…。

急ぎ 禁じる はい

外国の方って日本に関して意外なことを知ってるんだなあと感じました。

まずは前菜が出てきました。これはカンガルーの肉を焼いたもので驚きましたが味は脂が少なく美味しかったです。

メインコースは牛肉のステーキが出てきました。上にチーズが乗って付け合わせてにんじんといんげん、マッシュポテトがありました。程よくジューシーでテーブルの会話も盛り上がってました。私は英語が疎いので話を聞いてうなずいてました。とにかく西洋の方は陽気です!!

デザートはアイスクリームが出てきました。サクランボとリンゴの味がしました。なお列車内ではスマートカジュアルでの服装がふさわしいですがTシャツで食事してる方もいたので正直関係ありません。服装は基本自由!!

食事を終えて部屋に戻るとベッドメイキングされてました。ベッドは普段写真左側に収納されているのがわかりました。

ベッドの上にはチョコレートと翌日の列車の外で行われるツアーのカードがありました。シャワーを浴びて私は就寝の準備。スマホ充電は日本から変圧器を持ってきました。

それではおやすみなさい。翌日のことは次の記事で、本日もご覧くださりありがとうございます。

インディアンパシフィック2日目へ

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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