レーティッシュ鉄道のベルニナ急行でスイスの雄大な景色を見る

エミレーツ航空搭乗記はこちらから

目次

1 ベルニナ急行は絶景続きで飽きない

2023年1月31日

この日は早起きしてチューリッヒ中央駅へ向かいます。写真はチューリッヒ市内を走る路面電車とトロリーバス。写真右のトロリーバスは日本では富山県の立山黒部貫光の1か所だけですがスイスでは各都市で市民の足として大活躍。

チューリッヒ中央駅はスイス国内はもちろんイタリア、ドイツなど他国への直通列車も運行されてます。雰囲気はまるで上野駅のよう。

チューリッヒ(6:12)→クール(7:43) IR35

この日はベルニナ急行に乗車するためクールへ向かいます。IR35は列車の路線番号のようなものです。

この日の朝食は前日にスイス大手スーパーのCOOPで購入したパンとサラダで作ったホットドック。飲み物はエビアンのミネラルウォーターで道中かなりお世話になりました!

スイスは普通電車でもコンセントが装備されています。なおそのままでは使えないので事前に購入した変換アダプタを使用。

車内のモニターでは降車駅で乗り換える列車とバスの行き先と時刻が表示されて観光客にも優しい!

クール駅に到着。駅前に停まってるのは郵便バスでスイス全土で走っています。

クール(8:28)→ティラーノ(12:49) ベルニナ急行

ベルニナ急行が入線。この列車はスイスの私鉄レーティッシュ鉄道が運営する観光列車で所要時間はイタリアのティラーノまで4時間以上。真っ赤な車体に大きな窓で眺めは良さそう!

車内にはいろんな国の言語で歓迎の言葉があり日本語もありました。

スイスの登山鉄道は古くから建設技術が進歩していてこの鉄道が開通したのは100年以上前!高さのある橋梁が道中たくさん見られます。

列車は定刻で出発してスイスの山々を見ながら進みます。日本とは違い迫力満点!

車窓は雪がだんだん深くなります。よく見るとクロスカントリースキーを楽しむ人々が見えます。

時刻は11時、列車はアルプ・グリュム駅に途中停車してここで列車の外に出て気分転換。外はとても寒いですが山々はきれいで空気が澄んでます!

ベルニナ急行の車内はこのように窓が大きく絶景を見るたびに車内からは驚きと歓声!ちなみに私の向かいに座ってた方はイタリアでミュージシャンをやられてた方でギターを弾いていたそう。少しばかり旅の話に花が咲きました!

ベルニナ急行はクール駅から1500mほど標高を上がっていたそうでここからティラーノまで今度は急降下。スイスの鉄道旅はまるで登山を歩かずにしているよう。

ただいま列車は下山中。渓谷を見ながらゆっくりとしたスピードで下山していきます。

そろそろ昼食の時間、クール駅で購入したサラダと車内でサービスで配られてた紅茶を手に楽しみます。

車窓に見えたのはポスキアーヴォ湖。湖面はきれいな青で山の中の湖はまたきれい…。ベルニナ急行乗ってからきれいしか言ってない(笑)

ベルニナ急行の旅もあと少し。ここで最大の見どころブルージオのループ橋を列車は通過。円を描いて急カーブで列車の先頭が見えるほど。お客さまが一気に立ち上がってカメラを構えこの日最大の熱気!この鉄道は世界遺産にも

列車は終点のティラーノ駅に到着。よく見るとなんと

日本語を発見!

レーティッシュ鉄道は日本の箱根登山鉄道と1979年から姉妹鉄道協定を結んでいます箱根登山鉄道はこのレーティッシュ鉄道を参考に作られたとされて車両の中には箱根登山電車のロゴが入ってる車両もあります。ちなみに箱根登山鉄道の車両にもベルニナ号、アレグラ号とスイスを思わせる名前がついてます。

ティラーノはイタリアなので駅舎にはイタリアの国旗が掲げられてます。近くにはイタリアのミラノに行く鉄道の駅もあります。EU圏内なのでパスポートの提示はなく楽々越境。

2 帰りは普通列車でのんびり

ティラーノ(13:41)→ポントレジーナ(15:51)

帰りは普通列車で来た道を戻ります。この時は列車の後ろに貨車が連結されていました。

車内にあった本にはレーティッシュ鉄道で挑戦されたある記録にについて書かれてました。それは…

100両編成の列車

2022年10月29日に列車を運休してまで挑戦して全長は1900m!見事にギネス記録に認定されました。運転士7人で25.1㎞を1時間かけて走行したそう。子供の時に家のプラレールをたくさんつなげてこんな長い列車があったらなあと妄想してましたがまさか実現するとは…。スイス恐るべし!

ポントレジーナ駅で手前側の客車列車に乗り換えました。機関車の先頭にあるマークはスイス東部のグラウビュンデン州のマークです。

クール(18:37)→チューリッヒ(19:53) IC3

クール駅には18時ごろに到着してスーパーで夕食の買い出しを済ませてチューリッヒに戻ります。列車は先頭の機関車が客車を引っ張る仕組みで客車を見てると昔の国鉄の旧型客車を思わせます。

車内の夕食はクロワッサンとハム、マカロニサラダをいただきました。写真右のナッツはブルーベリーなどが入っていて少しずつ食べられて美味しかったです。翌日は氷河特急乗車の予定、それは次の記事で投稿します。ご覧くださりありがとうございます!

氷河特急乗車記へ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

コメント

コメントする

目次