スイスの鉄道は驚きの連続!日本とはここが違う!

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今回は1週間でスイスとその周辺に旅に行ってきました。初めて日本を飛び出しましたが日本とは何もかもが違い本当に驚きました。その違いをまとめましたのでご覧ください。

目次

1 鉄道駅編

1.改札口がない

ここはチューリッヒ中央駅、駅のホームが右側にありますが左側は駅の近くの公道。日本にはきっぷを通すための自動改札があるのですがスイスはそれがありません。きっぷの確認は車内で車掌さんがしていてきっぷもスマホに提示したQRコードがあり車掌さんの端末を使って読み取るだけ。駅に券売機はありますが使っている人はあまりいません。もちろん駅員も窓口以外ではいません。

2.ホームが低い

スイスの鉄道はホームが日本とは違いかなり低いです。しかしそれに合わせて電車も床が低くなっています。ホームが低いので転落事故はほとんどないでしょうしホームドアはありませんでした。

こちらはドアの写真ですがよく見ると車体からスロープが出ています!つまづく心配がありませんし、なによりベビーカーや車いすも乗降りがしやすいですね!スイスでは列車を乗り降りする時はドアのボタンを押さないとドアが開きません。

3.ホーム上にスロープがある

主要駅にはエレベーターやエスカレーターが整備されてますが地方の小さな駅ではありません。しかし!階段の他に緩やかなスロープがあるのでベビーカーや車いすも楽々、重い荷物を持っているときも足腰への負担が少ないです。

4.ホーム上に喫煙所がある

日本では健康増進法の観点から次々とホーム上の喫煙所が姿を消しましたがスイスではすべての駅で喫煙所が機能していてそれもこのようにオープン!喫煙所以外でもホーム上で吸っていて駅以外でも歩きながら吸っている人を普通に見かけました。なお注意してる方はいませんでした。

5.トイレは有料

スイスの駅には改札口はありませんがなぜかトイレには改札口がありました。スイスの主要駅のトイレはチップ制で支払うとゲートが開く仕組み。クレジットカードも使えます。

私も使いましたがトイレにふたとウオシュレットはありませんでした。なおスイス国鉄は全ての列車にトイレがあるので行きたければまずは列車に乗った方がいいですね。

2 車内編

1.座席にゴミ箱がある

スイスの列車はボックスシートが基本でテーブルも備え付けられてますがその下にはなんとゴミ箱がありそれもすべての座席です。日本だと私鉄地下鉄では駅のゴミ箱を撤去していて特急もデッキまで行かないとありません。これなら食べ終わってすぐに捨てられます。

2.食堂車が連結されてる

日本ではいまや限られた観光列車でしかない食堂車。スイスでは定期列車に連結されていて食事に困ることはありません。

食堂車の車内はこのようになっていて向かい合わせが基本。朝食で利用した時はビジネスマンがコーヒーを片手に仕事を進めている光景を見ました。

この時はジュネーブからチューリッヒまでの道中で夕食として利用しました。パンとソーセージ、スープが出てきてかなりおいしい。これが定期列車の中で味わえるので驚き!ただ列車は速くカーブだとスープが傾くので食事をするのは少し大変でした…。ワインやビールも提供されていて列車によってはバーが営業されてるのもあります。

さらに一部の普通列車にはこのようにコーヒーやお菓子の自販機があります。日本では新幹線ですら車内販売が無くなっているのにスイスは食堂車がいまだに現役。今回の旅で一番驚いた点でもあります。

3.犬や自転車がそのまま乗れる

電車に乗っていて驚いたのは大きなゴールデンレトリバーがゲージに入らずにそのまま乗ってきたこと、それもスイスを旅行中毎日で列車によっては同じ車両に3頭いたこともありました。自転車も折りたたまずにそのまま、ホーム上を自転車で走ってた光景を目撃してしまいました(笑)日本ではまずありえません。

4.高校生が酒を飲んでいた

これは車内での出来事ですが私の席の近くに学校帰りの高校生らしきグループが座ってきました。しばらくするとビールをカバンから取り出していきなり飲み始めました!調べてみたらスイスではワイン、ビールなどの「醸造酒」は16歳から、「蒸留酒」は18歳から認められるそうで驚きました。

5.車内にハンマー

列車内を見ると赤いものがありましたがこれは緊急時の脱出用のハンマー。窓を開けることはできないので万が一の時はこれで窓を叩き割って脱出すると思います。

6.路面電車、バスはどこの扉からも乗り降り自由

路面電車とバスはスイスの各都市で市民の大切な足として機能しています。そして大切なポイントはどこの扉からも乗降りが自由な信用乗車制であること。日本は確実に運賃を徴収するため降りるところが1か所のみですがスイスはきっぷは事前に各停留所の券売機で買うので車内で運賃を精算することはありません。そのため乗降りは近くにある扉からできるんです。抜き打ちで検札のスタッフが乗ってくることがありますが今回はありませんでした。

スイスの鉄道の車内にはこのような文章があり有効な乗車券を持ってないと100スイスフラン、日本円で約14500円の罰金が科されます。乗り越し精算の概念はないので目的地を決めたうえできっぷを購入しなければなりません。

以上がスイスの交通機関を利用して驚いたことで私も改めていろんなことを知ることができよかったと思います。海外で鉄道バスを利用する際は事前にルールを知っておくべきだと感じました。

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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