本日もご覧くださりありがとうございます。前回は壱岐島を訪問しましたが今回は対馬に関して投稿します。韓国に近いこともあってつながりが深いように感じました。
1 対馬は韓国が見える
2023年9月11日
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壱岐から到着して次の目的地は対馬ですがそこまではまた船で向かいます。
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博多港(22:30)→比田勝港(3:25)九州郵船うみてらし
今回乗船する船は壱岐から連続して九州郵船の船。この航路を選んだ理由それは…。
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対馬がでかすぎる
実は当初の予定では壱岐の芦辺から対馬の厳原(いづはら)まで船に向かいそこのホテルで宿泊する予定でした。私は対馬で訪れたい場所があったのですがそれは北部の比田勝周辺の場所でバスで回ろうとしてたのですが対馬のバスは対馬空港から北は本数が激減する上に厳原と比田勝は道にして80㎞近くある。帰りは飛行機で博多まで飛ぶのでバスで効率よく回るため壱岐からいったん博多に行き比田勝(ひたかつ)に向かうルートにしました。
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さらにこの航路を選んだことで壱岐島も観光も楽になりました。壱岐空港に着いてからバスで回りますが空港からは郷ノ浦方面にしかバスがなく当初の芦辺からの船だとバスでの観光が難しく重い荷物も持ったままに。郷ノ浦から出る船にしたことで郷ノ浦のロッカーに荷物を預けられて身軽に観光できました!
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船内は2等自由席のみでこのような雑魚寝です。この船は2021年に新しく造られてとても快適、22時半に博多港を出港して眠かった私はすぐに就寝…。その後船の照明が暗くなりました。船内にシャワーはありません。
2023年9月12日
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おはようございます。時刻は朝の3時半、船は対馬の比田勝港に到着。下船の準備と行きますがまだ真っ暗。しかし心配ご無用で船内には7時まで滞在ができるのでもう少し寝ることにします。乗船券は回収されたのちに再び就寝…。
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6時ごろに目が覚めてここで朝食。前日に博多港のファミリーマートで購入したパンを港を眺めながら食べます。
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6時40分ごろ、下船ができるアナウンスが流れてようやく船の外へ。外は少し肌寒い…。
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対馬の比田勝には韓国釜山からの船が就航するため韓国人観光客が多くやってきます。そのためハングルが至る所で見られてプチ韓国(笑)
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比田勝港から歩くと対馬交通の上県営業所に到着。ここでこの日使う対馬のバスのフリーパスを1040円で購入。
ちなみに比田勝から厳原まで乗車した場合の運賃はなんと
3380円
これだけ値段の高い区間を1040円のフリーパスで乗車できるので驚きました。おそらく今まで乗ったバスの中で一番コスパがいいと思います。
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比田勝(8:00)→落土(8:14)対馬交通バス
営業所からのバスに乗りますがこのバスは上対馬高校へのスクールバスも兼ねており仁位方面のバスから乗り換えてきた高校生が次々に乗車。ちなみに次のバス停のアナウンスはないので運転士さんに降りる場所を伝えなければなりません。フリー乗降だったので行きたい場所の近くで降ろしてくれました。
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バスを降りて最初に訪れたのが「豊砲台跡」。1934年に完成したこの砲台は廃艦となった軍艦「赤城」の主砲が据え付けられました。実戦で発射されることはありませんでしたがこの砲台があったおかげで第2次世界大戦時に日本海側の都市に艦砲射撃による被害がありませんでした。
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砲台跡には各種機械があった部屋もあり入口のスイッチを押すと30分間点灯するので安心して見学できます。なお中はコウモリがたくさん飛んでました。
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豊砲台跡から歩いて次に目指すのは韓国展望所。山道を歩いていきます。
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韓国展望所は少し雲がかかってましたがうっすらと釜山の町が見えました。また秋の夜には釜山の花火大会がこの地から見えることも!
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韓国展望所を後にしてバスに乗車するため歩きます。ツシマヤマネコは保護対象の大切な動物で夜行性ですが日中でも目撃されることがあるのです。
2 対馬独特の地形を悠々と
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スーパー近くのバス停に到着して昼食を調達。バス停がしっかりしててよかった。
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バス停に案内がありましたが韓国語がでかでかと表示、どう考えても逆でしょと思いましたが韓国人が多いことがこの看板からわかりました。
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タケスエバリュー前(11:35)→仁位(12:44)対馬交通バス
久しぶりのバスでゆっくり体を休めました。なおバスの中の案内をよく見ると「1か月フリーパスポート」と書かれてて値段は…。
5230円(1日フリーパスは1040円)
1日が1040円なのに1か月が5230円とはもはや経営が成り立っているのか心配になるほど。対馬を端まで往復するとなると一日で元が取れてしまいます!!!バスの利用者は地元の方観光客問わず多く運転士さんからも降車の際フリーパスがお得ですよと案内されます。ちなみに朝利用したスクールバスの学生もほぼ全員「1か月フリーパス」でしたしそもそも対馬交通には定期券がないので実質フリーパスが定期券みたいなものです。
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仁位のバス停で降りて近くの和菓子屋に立ち寄りました。対馬の名物と言えばかすまきですが気軽に食べられるよう小さめの「小まき」が売っていました。3個購入して味は左からあんこ、コーヒー、チョコ。
菓匠 百乃屋
〒817-1201 長崎県対馬市豊玉町仁位1323
9:00~18:00
0920-58-0020
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仁位からは私が乗りたい船がありましてそれが対馬市営の船「うみさちひこ」。対馬の浅茅湾周辺の入り組んだ集落の住民の移動手段としてあります。長板浦には対馬病院があって通院のためにも欠かせません。本日は火曜日なので往路2便の仁位14時30分発に乗船。
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14時20分ごろ、対馬病院方面からの船が到着。しかし降りるお客さまはゼロ。
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係員に船内に案内されて運賃を支払い料金は970円。2回のデッキに出られるのですぐ行きました。
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船は定刻で出発して吹き抜ける風、浅茅湾の独特な地形は見飽きません。
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途中の2か所の集落に立ち寄りましたがいずれも乗客はゼロで結局終点まで一人きりでした。
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終点の対馬病院が見えてきました。桟橋に着いたらまた仁位方面に折り返すのですが桟橋待っている乗客はゼロでした。やはりマイカーが発達してるので乗る人がそんなにいないのかな?
この船は移動手段としてではなく定期運用の合間を縫って浅茅湾観光のための貸切運用もやっています。
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対馬病院(15:35)→厳原(15:57)対馬交通バス
病院でバスに乗車しましたが椅子にはツシマヤマネコのイラストが描かれていました。イラストの通り乗車したバスの車体は全体がピンク色。
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対馬最大の都市厳原に到着。ショッピングセンターや多数のホテルがあり観光客でにぎわってました。
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厳原では朝鮮通信使博物館に入館。館内は撮影禁止ですがこの衣装体験コーナーでは朝鮮通信使の衣装を着て撮影できます。朝鮮通信使は韓国から江戸までの工程でまず日本で立ち寄るのがこの対馬。日韓交流ができるのはこの対馬のおかげと言えるくらいつながりはかなり深いと感じました。朝鮮通信使は江戸時代まで続き、現在でも対馬をはじめ各地でパレードが開かれてます。
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厳原(17:28)→対馬空港(17:52)対馬交通バス
対馬で朝鮮通信使に関して学んで対馬を離れるため空港へ。空港内では厳原のマックスバリュで買った弁当を食べます。
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対馬空港(19:15)→福岡空港(19:45) ANA4940便
飛行機への搭乗時気づいたことがありそれは搭乗口で受け取るはずの案内の紙がありませんでした。離陸した時は薄暗い程度でしたが福岡着陸時は真っ暗で街中に豪快に着陸。
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福岡空港内では機体から降りた後バスで空港内を移動。空港内を走るバスは福岡のバスの帝王「西鉄」!もちろん乗務員も西鉄の社員でした。ちなみに西鉄の正式名称は「にしにっぽんてつどう」。
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福岡空港からは天神の街中に地下鉄で移動。翌日の予定はこれまた長崎県の福江島なのでゆっくりと休みます。次の記事で福江のことを投稿します。本日もご覧くださりありがとうございます。
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