礼文利尻滞在記はこちらから
1 国鉄士幌線を行く
2023年3月22日
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おはようございます、本日で北海道は最終日。駅近くの「ホテルパコ」に宿泊して朝食はセイコーマートで購入しました。ようかんツイストは道中のおやつにします。
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帯広駅(7:05)→ぬかびらスキー場前(8:53)十勝バス
大きな荷物をコインロッカーに置いていきバスに乗車。朝の時間帯ですが乗客は私以外全員高校生。途中の上士幌高校でほとんど降りていきそこから終点までは運転士と二人きりでした…。
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バスは山の中を駆け抜けて終点に到着。ぬかびらは温泉も有名で近くに足湯もあります。
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糠平川に架かってたのは国鉄士幌線の橋。士幌線は帯広から上士幌、糠平を通って十勝三股までを結んでました。糠平から十勝三股までの区間は1978年にバスによる代行輸送に切り替えられましたがこの区間は100円稼ぐために2万円以上の経費が掛かる超大赤字区間でした。その士幌線は1987年に全線が廃線となりました。
私は訪れませんでしたがもう少し北上すると1955年にダム建設のために廃線となった旧線のタウシュベツ川橋梁があります。この橋は決まった時期にしか浮かんでこないという幻の橋と言われて準鉄道記念物に指定されてます。
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近くには鉄道資料館がありましたが休館中。展示物の車掌車はビニールシートで覆われてました。
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ぬかびら営業所(10:11)→帯広駅(12:00)十勝バス
帰りはバスの営業所窓口にて乗車券を購入。
2 名物グルメが味わえる池田町
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帯広駅(12:26)→池田駅(12:58) 普通 釧路行
そろそろ昼食時、ですがわたしは訪れた居場所があるので普通列車で池田駅まで乗車します。車両は最新型で静か、途中幕別駅で特急列車待ち合わせのため10分ほど停車。
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訪れたのは池田駅の目の前にある「レストランよねくら」。ここは池田牛のステーキをはじめハンバーグなどのお肉が美味しいお店。私は煮込みハンバーグランチを選びましたが肉はとてもジューシー。食後にはコーヒーも出てきました。
レストランよねくら
9:00~17:00
木曜日定休
池田駅の目の前
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レストランで食事をしたあとには夕食用にお土産のステーキ弁当を受け取り。さらには2022年4月の陸別訪問時にも購入したバナナ饅頭を買って満足。饅頭は出来立てで少し温かかったです。当時陸別でやったこと↓
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池田町は「DREAMS COME TRUE」の吉田美和さんの出身地であることからDCTガーデンなる記念館がありました。撮影禁止でしたが中には舞台で着た衣装が展示されてました。ちなみに池田駅の特急到着前にメロディが流れるのですがその曲が「晴れたらいいね」で1曲フルで流れます。
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ここが池田町の名所ワイン城でワインの販売の他、ワインの製造工程を見ることができます。私は母がワイン好きなのでお土産に購入。
池田駅からは13時58分の路線バスに乗って帯広駅に戻る予定でしたがそのバスが運休。原因は
運転士不足
ホームページには正常な運行を継続することが困難であると書いてありました。しかし私はいいと思います。路線バスが乗客が少ない場合走らせても無駄だと思いますし何よりも運転士の健康面を損なえばさらに他の運転士の負担が増えてしまいます。不便ですがバス会社の判断は正しいと思います。
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池田駅(15:07)→帯広駅(15:24) おおぞら8号
バスが運休なのでJRの特急列車を利用しますがここでまたハプニング。帯広駅で待っていたところ下りの「おおぞら5号」が鹿と衝突した影響で20分以上の大幅遅れ。その影響で自分の乗車する「おおぞら8号」も10分近く遅れてしまいました。その後は帯広駅15時30分発車の路線バスに乗車したいのですがこの遅れでは間に合いません。ああどうしよう…。
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しかし私は気づきました。乗りたいバスが帯広駅を発車した後どのように走ってるかを見たところ写真のように街中を回ってました。
病院に先回りしよう!
帯広駅で間に合わなくても帯広駅から病院までは速足で4分程度。早速帯広駅で降りた後コインロッカーに預けた荷物を持って全力で追いかけ手前の交差点でバスを目撃しました。信号が青になるのを待ってバス停まで行こうとしましたが…。
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失敗!!!
タイミングが悪く私より先にバスが行ってしまいました。
ちなみにどうしてバスに乗りたかったのかというと愛国駅と幸福駅の2か所を訪問したかったからなんです。15時半発のバスに乗ればダイヤ上途中で降りて訪問して帯広空港から飛行機で帰るという工程が可能だったのですが逃したことで1か所しか訪問できなくなりました。正直交差点で信号無視してでもバスに乗りたかったですが事故になって病院送りになれば愛国駅幸福駅どちらも訪問できず地元に帰れません。
二兎を追うものは一兎をも得ずとはこのことかもしれません。仕方がないので今回は幸福駅だけの訪問としてバスの時間までターミナルでおとなしく待ってました。時として旅は犠牲にすることがあるのです。
3 HAPPYになれる駅
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帯広駅(16:35)→幸福(17:20)十勝バス
1時間以上待ってようやく念願のバスがやってきました。夕方の時間帯ともあり買い物帰りのかたでバスは少し混雑してました。訪問したかった愛国駅を過ぎると大正9号をはじめに10号、11号とバス停が続いて大正27号の次に幸福とアナウンスがありました。
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十勝バスは路線バス全線でPayPayが使えるので私もスマホを用意してアプリを立ち上げようとしたものの…
圏外
なんとアプリが立ち上がらない!!!バスが減速し始めたので仕方なくここは現金をだして慌てて両替して運賃支払い。世の中はキャッシュレスの風潮がありますがこのようにキャッシュレス決済が使えなくなることもあるのです。
現金は持ちましょう
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少し歩くと幸福駅のプラットホームが見えてかつて広尾線を走ってた車両が展示されてました。また1974年までは午前中訪れた廃線士幌線の糠平と広尾の間で急行列車「大平原」が通しで運転されてました。(1975年は広尾線内の運行でその年に廃止)
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幸福駅には当時の駅舎を再現したレプリカが建っています。訪れたかった愛国駅と幸福駅とのきっぷは縁起がよく駅舎にはこのきっぷが大量に貼られてます。
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幸福(17:54)→とかち帯広空港(18:03)十勝バス
幸福駅から帯広空港まではバスでわずか9分とかなり近い距離。バスの料金は前払いでPayPayを使おうとしたものの圏外だったので現金支払い。
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帯広空港には500円で誰でも使えるラウンジがあったので利用してみることに。紅茶やコーヒーがサービスでありソファーでゆったりとした時間を過ごすことができます!
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ラウンジ内ではよねくらで購入したステーキ弁当をいただきます。ステーキはやわらかくちょっととろけて美味しい。ごはんもふっくらであっという間に完食!
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帯広空港(20:05)→羽田空港(21:50) JAL557便
少し遅れたものの飛行機に無事搭乗。機内では旅の疲れからかぐっすりと寝てしまいました。今回の旅は小笠原諸島と前から訪れたいと思った礼文島と利尻島を訪問しましたがどれも忘れられないものとなりました。私は鉄道好きですが十勝のように路線バスで鉄道の廃線を走るのもまた楽しいと思いました。
そして鉄道の乗りつぶしを2022年10月に只見線で達成した後適当に出かけてましたが最近になって私が旅でやりたいことが3つ見つかりました。
1 日本全国にある空港を利用する
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今回の旅と合わせて私は国内で30か所の空港を出発、到着などで利用してきました。それでも日本全国には97か所の空港があり私はその数の多さに驚きました。そこでいろんな空港を使いそこからまだ行ったことのないところを訪れようと決めました。まあ生きてる間にすべて制覇するのは無理だと思います(笑)
これまでに利用した空港(利尻 旭川 女満別 帯広 新千歳 丘珠 函館 青森 三沢 山形 羽田 成田 茨城 小松 中部国際 伊丹 神戸 関空 南紀白浜 広島 徳島 高知 福岡 長崎 宮崎 那覇 南大東 北大東 石垣 与那国)
2 路線バスで廃線となった鉄道跡を乗る
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私は乗りつぶしをする際に2015年に購入したこちらのノートを活用していますがこの本は今ある鉄道路線だけでなく廃線となった鉄道も掲載されてます。そう昔はもっと鉄道があり、廃線後はバスによって運行が継続されてます。しかし地方では沿線の過疎化により年々バスの運用が減少。2021年に訪問した能登半島の一部路線では運行が地方自治体に移行したり、北海道内では代行バスそのものが廃止となるケースも相次いでます。このままでは鉄道の走ってた痕跡が無くなってしまう、そう感じた私は次は廃線を公共交通を使って乗ることにしました。正直できることがこれしかありません…。
3 一度乗ったローカル線に改めて乗る
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私は乗りつぶしをする際ほとんどの場合その路線に始発から終点まで列車で乗り通すことをしてました。青春18きっぷシーズンは限られた日数でいかに多く乗りつぶすかを頭に入れて計画を立ててました。そんな私が思ったのはもう一度乗りたい路線はないのかなあとふと考えたことがあるのです。乗ったのが夜間だったので景色が見えなかったり疲れて寝たりとあまり記憶にない路線もあったり途中の駅に降りたりしてきませんでした。やはり路線に乗るからには沿線訪問したいので今後はできる限り途中下車をしていきます!
長くなりましたがここまで読んでくださりありがとうございます!これからも鉄道をはじめとする公共交通が活性化しますように…。
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