小笠原と切ないお別れ、帰還、そして新たな旅立ちへ…。

母島滞在記はこちらから

目次

1 母島から始まり

2023年3月18日

本日もご覧くださいましてありがとうございます。本日で小笠原滞在も最終日。次の日には東京の内地に戻ります。

10時半ごろに窓口でははじま丸のきっぷを購入。チェックアウト時に大きな荷物を持っていたので宿のオーナーが港まで運んでくれました。ありがとうございます!

母島沖港(12:00)→父島二見港(14:00)伊豆諸島開発 ははじま丸

行ってらっしゃーい!!!!

島民の大きな雄叫びとともに一斉に手を振ってお見送り。宿のオーナーも手を振ってくれました!船内には父島で一緒の宿に泊まった方もいて少し和気あいあいとした雰囲気。少し涙ぐんでしまいました…。

母島がだんだん離れていきます。この間に海上にはクジラを何頭か見かけて尾びれが見えるほどの姿も確認できました。私は行きと同じく2時間以上デッキにいました。

航行してると父島の姿が見えてきてきれいなハートロック。千尋岩と呼ばれてて雨によって流れた赤土が作り出した光景。

父島の二見港に入港。目の前には次に24時間お世話になるおがさわら丸が停留してました。

2 小笠原の別れは壮大!

父島二見港(15:00)→竹芝港(翌15:00)小笠原海運 おがさわら丸

船を降りた後は窓口にて引換証を渡して搭乗券を発券。行きと同じく2等寝台を利用します。当時は港に500人以上の乗客とお見送りの方々でかなりの混雑。

15時ごろ、ボーディングブリッジが外されて船が離れていきます。地元の方による太鼓の演奏と一緒に盛大なお見送り。手をとにかく振りまくりました!

港を出てしばらくすると大量の船の軍団!これも小笠原のお見送りの大きな特徴で沖に出るまで船が追いかけてきます。さらに船に乗ってた島民が次々と海にダイブ!最後まで追いかけてたのは海上保安庁のボート。

竹芝まで来てー!!!

乗客の一人が海保の船に向かって叫んでましたがそこまで来たらすごい(笑)

父島の姿は小さくなって日もだんだんと落ちてきました。小笠原での滞在は短かったですが忘れられないものとなりました。

この日の夕食はレストランで母島産サワラを使ったレアカツ。柔らかい食感でした。

夕食では足りなかったのでラウンジでアップルパイとマンゴージュースをいただきました。この時のラウンジは同じ宿のお客さま同士や仲間内で酒を酌み交わしてて宴会状態でした!

もっと起きていられますが眠たかったのですぐに就寝。

2023年3月19日

おはようございます。ただいま本船は激しい揺れの中を航行しております。

翌日起きたものの揺れがかなりすごい、酔い止めを飲んだはずなのになんだか違和感が(笑えない…。)

そんな状態の中で朝食。和定食と洋定食の2種類から選べて私は洋定食をチョイス。テーブルまでの移動時も1m以上の大きな揺れでこぼしそうでした。食事は美味しいものの激しい揺れでなんだか違和感…。

結局写真のフルーツポーチを少し残してベットに直行。横になったら違和感は消えて一安心。一歩間違えると爆発寸前(笑)

少し寝た後におがさわら丸の7階デッキまできて気分転換。虹が見えますが揺れたとき波がこの高さまで来たからなんです。乗客の一人は波を真正面から食らって全身ずぶぬれ!

昼食はレストランで島塩ラーメンと軟骨の唐揚げをいただきます。この前にもアイスをかじっていて食いすぎました(笑)

13時を過ぎるといよいよ東京湾突入。右側に見えたのは東京湾要塞の一つである第2海堡(かいほ)で明治時代に首都防衛のために砲台が設置されました。もしかして小笠原で見た海保の船はここに行こうとしたのか!?

14時20分ごろになると左手に羽田空港が見えてきて24時間の船旅もいよいよ終わりが近づきました。

15時ちょうど。竹芝港におがさわら丸は着いて24時間ぶりに陸地に足をつきました。お土産や大きなカバンを持ったかたが続々と浜松町駅に向かって歩いていく。さあ自分も行くとしよう。

3 竹芝からの旅立ち

浜松町から京浜東北ではなく乗車したのは東京モノレールの空港快速。空港までノンストップで走り抜けます!

羽田空港(17:30)→旭川空港(19:10) JAL557便

羽田空港より飛行機に搭乗。東京からさらに北を目指していきます!

機体は2022年9月の長崎訪問時と同じで機内の業務放送にマニュアル、オートマティックというワードが出ます。夕食は崎陽軒のシウマイ弁当。

旭川空港(19:20)→旭川駅(19:55)旭川電気軌道バス

真っ暗な中無事定刻で旭川空港に着陸。ここからほぼ満席の空港連絡バスで旭川市内まで向かいます。これでゆっくりできる…。

旭川駅(20:06)→稚内駅(23:47) サロベツ3号

ゆっくりはできません。ここからJRに乗り換えてさらに北の稚内へ!しかし先に発車した普通列車が鹿とぶつかって発車できず。撤去作業に時間を要し27分遅れの20時33分に旭川を出発しました。この日は稚内宿泊の予定なので遅れる旨をホテルに伝えました。

列車は途中音威子府に停車。車窓はほぼ真っ暗なので駅以外は何も見えません。

列車は終点稚内に36分遅れの0時23分に到着しました。前日に小笠原の母島を出発してから約36時間の大移動!

宿は最長片道切符の時にもお世話になった「ホテル美雪」。部屋に入った時にはもう寝ることしか頭にありませんでした。

2023年3月20日

稚内港(6:40)→礼文香深港(8:35)ハートランドフェリー サイプリア宗谷

翌日。肌寒い稚内の街をフェリーターミナルまで歩きました。この日目指すのは日本最北の有人島礼文島。前日にいた母島は気温20度越えだったのに稚内は5度前後!

フェリーターミナルで買ったパンを食べた後はデッキへ。おがさわら丸でもそうでしたが天気がいい時船ではデッキで過ごすのが一番!

航行中見えてきたのはこの日宿泊する利尻島。利尻山は利尻富士と呼ばれるだけあって美しい!ちなみにこの山は北海道土産の定番「白い恋人」のパッケージに使われてます。

礼文島に到着し16時台の利尻に向かう船まで日帰りで礼文島観光しますがその模様は次の記事で。

いざ礼文島へ!

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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