茨城から始まる WEST EXPRESS銀河紀南コースの旅

目次

1 茨城空港から淡路へ

2023年1月20日

銀河に絶対乗ってやる!

スイス旅行が控えてたこの日に私は3月6日のWEST EXPRESS銀河の予約が10時に開始されて昼休憩の時間にナビダイヤルのツアーデスクに電話をしたものの一瞬にして玉砕。4度以上かけてみたものの瞬殺で呼び出し音すら聞かせてくれません(笑)もう一つ電話番号があったのでそこにかけてみましたが「電話が大変込み合っております」の一言でずっと流れたまま。7分以上待ってましたがここで…。

「お待たせしました」

ついにつながって予約が空いてないかどうか状況を聞いたところリクライニングしか残っていませんの一言。しかしあればいいんです!ということでそのまま予約。支払いはクレジットカードなので番号をそのままツアーデスクに伝えて予約確定!

その後ヤマトにてチケット類が届きました。

2023年3月6日

石岡(6:35)→茨城空港(7:08)関鉄グリーンバス

始発電車で埼玉から乗り継いで着いたのは石岡駅。今回は新しいルート開拓として茨城空港から飛行機を使ってみることにしました。石岡からは初利用の関鉄グリーンバスで空港へ。

茨城空港は別名百里飛行場の名前で防衛省と航空自衛隊の管理してましたが2010年に民間と共用化。スカイマークの飛行機を中心に飛んでいて曜日によっては台湾行きもあります。朝食は空港内にあったセイコーマートで購入。

茨城空港(8:35)→神戸空港(9:55)SKY183便

今回は神戸空港までスカイマークの飛行機を利用します。機内はほぼ満席で会話からすると旅行に向かう学生が多い印象でした。機体はポケモンジェットでアナウンスでピカチュウの声が流れてました。キットカットが配られてましたが飲み物は飛行時間が短いため無し。

明石港(11:10)→岩屋港(11:23)淡路ジェノバライン

茨城空港到着後はポートライナーとJRを乗り継いで明石駅まで乗車。少し歩くと淡路島に行く船が出てるので券売機で乗車券を購入。

明石港を出てしばらくすると明石海峡大橋が見えてきて下をくぐります。

淡路島に初上陸。昼食はスーパーで適当に買って食べて島内の移動手段として淡路市のバスの一日券を購入。

淡路島内で訪問したのが北淡震災記念公園。私が生まれて間もないころに阪神淡路大震災が発生して母親から当時のテレビで神戸が大変なことが起きてたんだよとは聞いてたものの赤ちゃんだったので覚えてません。関西に行くついでに実際に目で見て震災の記憶を確かめたいと思い今回行きました。地面がずれたのを実際に見たときは作り物かと思ってしまうほどで自然の恐ろしさと災害に備える大切さを学びました。学生の頃理科の教科書でみた「野島断層」も展示されてるので淡路島に来たときは訪れるべきです!

淡路IC(15:40)→高速舞子(15:47)淡路交通バス

淡路島内を楽しんだ後は明石海峡大橋を通って神戸に戻ります。高速舞子のICはかなりの高所ですぐ近くの舞子駅からJRで神戸方面へ。

鷹取駅に停車してると見慣れない青い車体が。こちらは和田岬線用の103系で関西に来たもう一つの目的がこの103系に乗車することでした。2月末に3月18日付で引退することが公表されたこともあって駅構内は撮影客でいっぱいいました。再び列車に乗車して途中の新長田駅ではホームの端に多数の撮り鉄が集結。さらに兵庫駅は平日だというのに乗車目的で改札前に50人以上が待機してて混雑。

兵庫(16:40)→和田岬(16:43)

103系に乗車して和田岬までわずか3分の旅。半世紀にわたって活躍した車両からは独特のうるさい音が響いてきましたが鉄道好きなのでとても心地いい(笑)京浜東北線沿線で育った私にとってはタイムスリップしたかのようでした!沿線には撮り鉄が集まって少しのお祭り状態。

103系に乗車後は大阪まで阪急と地下鉄で谷町六丁目駅近くの「うどん道場」へ。ここの名物はかすうどんで牛のホルモンを揚げたかすはコラーゲンたっぷり。量は多くもさっぱりしてて食べやすかったです。

谷町六丁目からは地下鉄、京阪で京都へ向かいました。

2 銀河で紀南へ

20時半ごろに京都駅の改札口に入って山陰本線ホームで待機してた日本旅行の担当者に名前を伝えて検温。しばらくすると銀河号が入線してきて青い車体はまるで往年のブルートレイン。京都駅を21時15分に発車して終点の新宮駅には翌日9時37分に到着するロングラン列車!

銀河はもともと関西と東海で活躍してた国鉄117系電車を改造したもの。関西では新快速として活躍してた時もありその後は京都、滋賀、岡山で走ってます。

今回私が利用したリクライニングがこちら。通勤型だった車内からガラッと雰囲気が変わって床はカーペット敷の豪華仕様。

リクライニングシートはグリーン車並みの座席の広さで座席の間隔も写真のようにかなり広めでかなりゆったり。高校時代によくムーンライトながらを利用してましたがそれよりもかなり快適です!

フリースペースにはヘッドマークをイメージしたパーテーションとおしゃれな手書きのイラストがありました。

フリースペース周辺には目的地である和歌山南部の観光案内パンフレットがありました。

列車は京都を発車後東海道本線を南下。貨物線を通っていて写真の桂川駅で駅を上から眺めます。

22時10分に新大阪駅に停車した後3月18日開業予定のうめきた地下駅を通って大阪環状線に合流。最後の乗車取り扱い駅天王寺を22時34分に発車後は翌日串本駅までノンストップ。

和歌山駅に0時前に到着してここで1時まで長時間停車。夜食が提供されて和歌山ラーメンの「ひしお」駅前店でテイクアウト方式でラーメンを受け取り、車内でいただきます。濃厚なスープで夜にいただくのは罪悪感がありましたがそんなことは気にせずスープまで飲み尽くし!ああうまかった…。

車内を散策するとちょっとしたラウンジ、椅子に描かれたヘッドマークもいいですね!

和歌山を発車後眠りにつきましたが途中起きると紀伊田辺駅で長時間停車してました。夜行列車は夜の駅の雰囲気を車内から味わえるのも大きな魅力です。

2023年3月7日

おはようございます。5時半ごろに目覚めてトイレへ。ウオシュレット付きで着替えるための台があるので個室でなくても着替えは快適。

5時55分、紀伊有田駅にて運転停車中に銀河の車内照明がつきました。向かいには串本始発の紀伊田辺行列車が停車中。乗務員さん、始発からお疲れさまです!

6時04分、最初の降車取り扱い駅串本に到着。ここは本州最南端の駅でもあります。

串本駅では早朝観光として橋杭岩のガイドツアーに参加。観光バスで串本駅から移動してガイドから橋杭岩の説明を受けます。自然にできて橋の杭のような姿からこの名前になり快晴ということもあって朝日がとてもきれい!

橋杭岩観光後バスで串本駅に戻って8時に串本駅を定刻で発車。朝食は車内で受け取った鯛めし弁当。鯛はふっくらしてて美味しかったです。

車内では前に座ってた男性としばしの会話。兵庫県から来てて写真撮影が目的で銀河に乗車してました。予約や写真について語り合いました。

銀河は雄大な太平洋を横目に海岸線に沿って進んでいきます。

車内では尼の衣装を着たガイドによる熊野地方の昔話。熊野はよみがえりの地として伝説があり壁掛けの絵には人の一生が描かれてわかりやすい。

9時05分、列車は紀伊勝浦駅に停車して前に座ってた男性はここで下車。お見送りをする方が持ってたのは那智勝浦町特産のマグロののぼり。発車時には多数の方のお手振りがあり新宮まであと少し。

三輪崎駅を通過すると次は終点の新宮駅というところでまたまた海!王子ヶ浜をゆっくりとしたスピードで進んでいきます。青い海はこの日一番のかがやき!

9時37分、列車は終点の新宮駅に到着。地元の幼稚園児のかわいい歓迎を受けて新宮駅の改札を抜けます。お客さまが全員降りた後、京都方面の昼行運用に備えて車庫への入換。

3 よみがえりの地熊野本宮へ

新宮(9:59)→本宮大社(11:20)奈良交通バス

新宮駅到着後は奈良交通の「八木新宮特急」で本宮大社へ向かいます。このバスは日本一長い路線バスとして終点の大和八木駅までの所要時間は6時間50分!私は2018年に大和八木駅から乗車しましたが尻が痛くなりました(笑)全線乗り通した時の乗車記は↓

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バスは山の中にだんだん進んでいき右手には熊野川が見えます。

バスで到着しました熊野本宮大社。シンボルは日本サッカー協会のマークにも採用されている八咫烏(ヤタガラス)。古くからいろんなかたが熊野古道を通ってこの地へ参拝に訪れました。境内には撮影禁止箇所があるので写真はありませんが参拝箇所が複数ありそれらを順番に巡りました。

産田社を訪問した後は大斎原(おおゆのはら)を参拝。かつてはここに本殿がありましたが明治22年の水害によって流されました。鳥居をくぐると神聖な雰囲気に和らぎ神様に感謝してお参り。この熊野三山は甦りの地として速玉大社、那智大社とともにパワースポットとして注目されてますがこの効果がすごいのです。

速玉大社 過去の罪を清める(2020年に訪問)

那智大社 現代との縁を結ぶ(2022年に訪問)

本宮大社 来世を救済する(今回訪問)

この熊野三山を巡ればかなりのご利益が得られるのだそう。人生の変化があるかもしれませんが未来はわかりません。しかしここを訪れられただけでも私は幸せです。神様、熊野に導いてくれてありがとうございます。

昼食は近くの売店で購入しためはりずし。和歌山県を訪れると必ずといっていいほどこれを食べます。去年にも紀伊半島を訪問してるので詳しくは下記のリンクを参照。

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本宮大社(12:40)→田鶴口(14:30)龍神バス

本宮大社からは熊野古道の中辺路を通るバスに乗車。途中の湯の峰温泉では外国人観光客の利用が目立ちました。紀伊田辺行のバスですが白浜方面に向かうためそのバスに乗り換えられるバス停田鶴口(たづぐち)で降ります。しかし3分しか乗り換えがないのにすでに3分遅れていました…。

田鶴口で下車したものの直前で乗り換えたいバスとすれ違ってしまいました。失敗かと思いましたが運よくバスが交差点で停まってたのでその間に一つ先のバス停にダッシュ!

跡の浦(14:34)→千畳口(15:14)明光バス

全力で走って路線バスは停まってくれました。運転手さん、ありがとうございます。白浜方面へは海を眺めながらの走行を楽しみました。

下車して立ち寄った千畳敷は長い年月をかけてできた自然の光景。平日でも大阪などから車で来る観光客が多めでした。

次に訪れたのは三段壁。高さは50mほどで下には熊野水軍の隠し洞窟だったと伝えられる三段壁洞窟もあります。足湯も近くにあったもののほぼ水。

帰りは南紀白浜空港から飛行機で飛ぶため三段壁から3km歩いてみることにしました。途中で海の眺められるベンチを見つけて一休み。お弁当があったらここで食べたい…。

南紀白浜空港(18:20)→羽田空港(19:30)JAL218便

17時前に空港に到着して2023年最初のJALのフライトで帰還。帰路は空港を飛び立った後潮岬を眺められました。(写真は撮り忘れてしまいました)

今回乗車したWESTEXPRESS銀河は山陰と山陽がメインコースですが地元の誘致によって紀南コースができました。かつては夜行列車が紀勢本線で運行されてましたがそれが今回復活したようなものです。その前に四季島という超豪華列車にも乗りましたが銀河のような夜行列車のほうが私には合うかもしれません。(四季島という列車は最高でした!!!)夜行列車はどんどん高級で希少な存在になっていますが手軽に乗れる列車はありがたいものです。

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本日もご覧くださりありがとうございます!記事を見てくださり私もうれしいです!!!

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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