21日目 博多から肥前山口
2020年11月9日
ついに最長片道切符最終日、ドーミーインの朝風呂ですっきりして朝食でパワーをつけます。オリジナルメニューとして水炊きが出ました!
【198】博多(9:29)→新鳥栖(9:42)さくら543号
博多駅からさくら号に立ち席で乗車。自由席はほぼ満席でこの旅最後の新幹線乗車は13分。
【199】新鳥栖(10:00)→ハウステンボス(11:23) ハウステンボス5号
ハウステンボス号のこの日の車両は九州で一番多いノーマルタイプの車両。本来は全身がオレンジ色でハウステンボスをイメージしたつくりとなってます。
列車は肥前山口駅に停車。ここからハウステンボス、諫早と乗り換えて肥前山口に着いて切符が打ち切り。つまりもう一度肥前山口駅に着いた瞬間に最長片道切符の旅は終わりとなります。
【200】ハウステンボス(11:30)→諫早(12:25) 大村線
ついに最長片道切符の経路上で200本目の列車!来たのは大村線のキハ66系気動車。小串郷駅から海が見えて海岸線に沿って列車は進みます。千綿駅はとっても海に近くホームから飛び込めそうな近さ!隣では西九州新幹線の工事が着々と進んでいましたが西九州新幹線の車両は見えなかった。
定刻で諫早駅到着。ここが最長片道切符最後の乗り換え駅となり西九州新幹線開業に合わせて駅舎は変わってました。2015年冬に島原鉄道に乗った時はもっとこじんまりとしてたのに。
最長片道切符最後の食事は諫早駅近くで偶然見つけた「なるほど」で皿うどんをいただきます。ぱりぱりのうどんに濃厚な餡がのってて食べ応えはありました!ほかにちゃんぽんもあります。
【201】諫早(13:39)→肥前山口(14:25) かもめ22号
いよいよ最長片道切符最後の列車かもめ号。列車は有明海に沿ってカーブを曲がりながら進んでいく。
長いようであっという間だったなあ
最長片道切符は21日間というかなり長い時間をかけて列車にひたすら乗りまくる旅でした。しかしこの列車に乗ってなんだかすんなり終わってしまうんだなあと感じました。もしかするとどんな旅でも最終日になるとこのような感覚になるのかもしれません。肥前鹿島駅を過ぎてデッキに立って今までの道中を思い出しました。
まもなく肥前山口です。
左手から一度乗車した佐世保線の線路が合流して肥前山口駅のホームに入線。
扉が開いて肥前山口駅の看板が見えました。かもめ号を見送った上で改札口へと向かいました。
改札口で最長片道切符に無効印を押してもらいます。その瞬間、ただの紙切れとなり切符としての役割を終えました。
また来てくださいね
お礼を伝えたあと駅員さんからメッセージ。今までいろんな駅で駅員から激励をもらいましたがこればかりは少しジンと来てしまいました。
駅の外に出て最長片道切符の記念碑前に到達。長い旅を無事に終えた安心感と達成感で目から涙があふれてしまいました…この記念碑は2004年にNHKで企画された記念で関口知宏さんのイラストとともに置かれました。映ってるカエルは佐賀県江北町のキャラクター「ビッキー」です。
駅舎は普通に感じますが最長片道切符の旅では偉大なる駅。一生忘れられない思い出となりました。その後2022年9月23日、西九州新幹線開業に伴いこの肥前山口駅は江北駅へと名称変更。さらに最長片道切符の終点は新大村駅に変わりました。
博多駅に戻って旅の疲れを癒やす博多とんこつ。スープまで飲み干してあったまりました!
福岡空港よりスカイマークの飛行機で東京へ。旅のはじめと終わりが両方ともスカイマーク。
おわりに
やっておいてよかった
幼いころから一度は日本一周にあこがれていた私。高校を卒業してからはやる機会がありませんでしたがこの時に20日以上の休みと少しの資金があるのを機にやることを決意しました。総額で42万円かかりましたが旅を終えてからは後悔はありませんでした。年を取ってからではこのような旅はできませんしそもそも今後このような切符が作れるかどうかもわかりません。
遠回りでも必ずゴールがある。
私は今までレールを外れまくって迷ったこともありましたがそれでもちゃんと生きている。最長片道切符は人生に例えられて人生観が変わるきっかけとなりました。皆さんも最長片道切符でなくても鉄道で気ままに出かけるのはどうでしょうか?リフレッシュになりますし自分の生き方を考えるきっかけにもまりますよ!
薄っぺらい内容でしたが読んでくださりありがとうございます!今後も鉄道の思い出を引き続き投稿していきますのでよろしくお願いします。皆さんが読んでくれることが私の力になります!
最長片道切符の表と裏
最長片道切符のルート表 1枚目 切符に収まりきらない途中下車印が押されてます。
最長片道切符のルート表 2枚目
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