2020年最長片道切符に挑戦!(8)本州脱出、ついに九州へ!

最長片道切符挑戦!(7)山陰山陽編はこちら

目次

18日目 松江から小倉 本州とお別れ

2020年11月6日

【167】松江(6:23)→新山口(10:39) スーパーおき1号

この日早起きしてスーパーおき号に乗車。化け物特急でロケットのような走りで横に長ーい島根を一気に駆け抜けます。大田市、浜田、益田と田の着く駅が多いなあと感じました。江津駅からはかつて三江線が三次まで走っており私も2016年に乗車。2018年に廃線となって江津を見たときああ三江線があったんだと思い出に浸りました。森鴎外の生まれた津和野を出発すると長州山口県に入ります。

【168】新山口(10:45)→宇部(11:09) 山陽本線

新山口ですぐに山陽本線に乗り換えて宇部市を目指します。宇部までは新山口から宇部線に乗るルートもありますが最長片道切符は山陽本線経由が長いのです。

【169】宇部(11:17)→宇部新川(11:29) 宇部線

宇部でこの日初めての途中下車印をもらって宇部線に乗車。居能駅で小野田線に乗り換えるのですが宇部新川に用事があったので居能と宇部新川の往復乗車券を別途購入。

宇部新川に寄り道した最大の理由はここ。踏切ですがよく見ると通過してるのはトラック!この周辺にはセメント工場があるので運搬するためのトラックが多く行き交います。もちろん踏切の音は普通の鉄道と一緒です。

セメント工場でトラックを見て駅まで戻ってカフェでステーキプレートを食します。列車までそんなに時間がない時に入ったので食べ終えたのは列車出発の5分前。

【170】居能(13:13)→小野田(13:38) 小野田

居能駅から最長片道切符のルートに戻って小野田線に乗車。小野田線はかつて石灰輸送で賑わっていて路線の南側には工場と倉庫が多くあります。

【171】小野田(13:52)→厚狭(13:57)山陽本線

小野田から厚狭までは2ドアの山陽本線に乗車。

【172】厚狭(14:43)→長門市(15:48) 美祢線

厚狭駅から美祢線に乗って山陰に北上。現在はローカル線の雰囲気が漂ってますがかつて貨物輸送で賑わってたこともあって山陽本線などと同じ「幹線」として重要な役割を担ってました。終点の長門市駅にはかつて機関区があって機関車を回転させる転車台もありました。その転車台は役目を終えましたがその後東武鉄道がSLを運行するのに伴い下今市駅に移設されました。

【173】長門市(16:34)→小串(17:49) 山陰本線

長門市駅近くのスーパーでお菓子を調達して山陰本線に乗車。山陰本線の山口県側の区間は特急は走ってなくローカル線の雰囲気が漂ってます。しかし!海岸線に沿って走ってるので海が見えて絶景なんです!西に落ちる夕日も見えて本当にきれい。

【174】小串(17:53)→下関(18:53) 山陰本線

小串駅からは列車の本数も多くなって下関への通勤圏に入ります。そしてこれが最長片道切符で乗る本州最後の列車。本州は長いようであっという間だなあとこの時感じました。幡生駅で山陽本線と合流して横にはJRの車両工場。そして…

間もなく終点下関です。

ついに本州最後の駅下関に到着。山口最大の都市とあって県庁があると勘違いしそう。夕食は夏にも訪れたふぐの店「和や」でふぐを食べます。味は変わらず雑炊や唐揚げを楽しめました!

【175】下関→門司 山陽本線

ふぐを味わってついに本州を脱出する時が来ました。JR九州の車両が来て下関を出発して関門トンネルに突入。海底トンネルを走って地上に出て九州に上陸しました!九州最初の上陸駅門司駅で途中下車。

【176】門司港→小倉 鹿児島本線

門司から門司港の往復乗車券を別途購入して門司港に立ち寄り。そして再び列車に乗って小倉まで進みました。

本日の最長片道切符の旅は小倉駅まで。「小倉ベイホテル第一」(現在は閉館)の素泊まりプランでゆっくりします…

19日目 小倉から川内 九州を一気に南下!

2020年11月7日

【177】小倉(8:33)→宮崎(13:10) にちりんシーガイア7号

この日から九州をぐるっと一周します。小倉から出てる特急は大分までのソニックがほとんどですが私は宮崎まで行くにちりんシーガイアのグリーン車を使いました。大分から宮崎はとても長く3時間以上かかりました。日豊本線は「ソニック」と「にちりん」を大分駅で改札を出ず利用する場合に限って一つの特急とみなして料金が計算されます。

宮崎での昼食は「ぐんけい」でチキン南蛮と地鶏の鶏肉尽くし。

【178】宮崎(14:48)→都城(15:57) 日豊本線

宮崎駅から普通列車で都城へ。

【179】都城(16:09)→吉松(17:50) 吉都線

都城で日豊本線をいったん離れて吉都線に乗車。路線名の「きっと」からキットカットとのコラボが行われたこともある路線。九州のローカル線は厳しいですが縁起がいい路線なので盛り上がってほしいです!駅名に東高崎駅があり一瞬群馬県かと思いました(笑)

【180】吉松(18:06)→隼人(18:58) 肥薩

吉松駅からかつては鹿児島本線の一部でもあった肥薩線に乗り換え。嘉例川駅の駅舎は開業当初からあり登録有形文化財にも登録されています。中福良駅は鹿児島空港に一番近いですが徒歩40分以上。

【181】隼人(19:13)→鹿児島中央(19:43)きりしま17号

隼人駅で特急きりしま号自由席に乗車。夜の鹿児島中央駅は輝いてました!

夕食はとんかつの「川久」で黒豚のとんかつ。衣はサクサクながら肉はやわらかい。今まで食べたとんかつの中でも最高に美味しかったです!

【182】鹿児島中央(21:01)→川内(21:56) 鹿児島本線

鹿児島中央えきから乗車した車両は国鉄時代に製造された415系。希少な車両なので鉄道好きの私としては興奮してしまいました。川内駅到着時改札の職員は切符に興味津々でした。やはり駅員の方にとってはかなり貴重な切符であることを感じました。

この日はスーパーホテルでおやすみなさい。

20日目 川内から博多 福岡周辺は網のよう

2020年11月8日

【183】川内(6:49)→新八代(7:22) つばめ306号

朝食を急ぎ目で食べて初乗車の九州新幹線つばめ号。2011年までは九州新幹線は新八代までで博多まで行く場合はリレーつばめ号に乗り換えてました。

【184】新八代(7:31)→熊本(8:05) 鹿児島本線

新八代駅で鹿児島本線の列車に乗り換え。

熊本駅は高架化されて2014年冬に訪れた時の駅舎は解体されてました。熊本地震からの復興が進んでいるなあと街を歩いて感じました。昼食は「一蘭」のラーメンをいただきます。

【185】熊本(10:47)→久留米(12:05) 鹿児島本線

熊本から最長片道切符の旅を再開。荒尾駅を出発して福岡県に突入。

【186】久留米(12:11)→夜明(12:58) 久大本

久留米駅で久大本線に乗り換え。ゆふいんの森やななつぼしの観光列車が走る観光路線で夜明駅の手前で大分県に入りました。

夜明からは日田彦山線に乗り換えますが列車は来ません。2017年の豪雨災害で添田から夜明の区間が不通となっておりその後BRT(バス高速輸送システム)での復旧が決まりここを列車が走ることは叶いませんでした…私は2014年冬の乗車が最初で最後でした。

【187】夜明(13:06)→添田(14:26)日田彦山線代行バス

鉄道は普通なので代行バスを利用して列車が運行してる添田駅まで乗車します。バスは山間の中を進んでいきます。

ガンッ!

途中で衝撃とともにバスのタイヤがパンクするハプニングがありましたが運転士さんの適切な処置で無事添田駅まで運行できました。乗車券の拝見も落ち着いて行っていただきご丁寧にありがとうございます。

【188】添田(14:36)→田川後藤寺(14:50)日田彦山線

添田駅から再び鉄道に乗車。ここからは景色も広がります。

【189】田川後藤寺(15:20)→新飯塚(15:40) 後藤寺線

後藤寺をはじめ筑豊地区は石炭がよくとれてこの後藤寺線も貨物線として機能してました。

【190】新飯塚(15:45)→直方(16:00) 筑豊本

新飯塚駅からは福北ゆたか線の愛称がついている区間に。鯰田(なまずだ)という駅、最初見たときは読めませんでした。

【191】直方(16:06)→折尾(16:28)筑豊本線

直方駅では改札を入る際最長片道切符を提示したものの乗車券の提示を要求されました。まあ職員でもほとんど見ない乗車券ですからいつかこのような場面がでてくるかと思ってました。しかしすぐに通してくれました。ありがとうございます。車両は蓄電池を搭載していて架線がない区間もそのまま走行することができます!(筑豊本線の折尾から若松は架線がない)

【192】折尾→香椎 鹿児島本線

折尾駅は日本初の立体交差の駅で弁当の立ち売りがあります。当時は高架化工事が進んでいて乗った特急ソニック号は当時ブームになってた鬼滅の刃のラッピング車両。

【193】香椎→千早 鹿児島本線

香椎駅で博多方面の列車を待っているとデコトラのような派手な列車が(笑)

【194】千早→吉塚 鹿児島本線

途中下車印をできる限り欲しかったので千早駅でも途中下車。今夜の目的地博多まではあと少し。

【195】吉塚(18:03)→桂川(18:34) 篠栗線

博多の一つ手前吉塚駅で篠栗線に乗り換えました。最長片道切符は遠回りをひたすら繰り返す。そう簡単に進ませてはくれないのです(笑)博多からの通勤客を乗せて列車は進む…

【196】桂川(18:59)→原田(19:27) 筑豊本線

桂川駅で再び筑豊本線。ですがこの桂川原田間は列車本数が平日は1日8往復、土休日は9往復の閑散路線となっていて平日は4時間以上列車がない時間帯もあります。1両の列車は闇の中を静かに走っていく…

【197】原田→博多 鹿児島本線

原田駅で列車を降りた瞬間、鹿児島本線の博多方面の列車が入線したのですぐに飛び乗り。予定よりも早く博多駅に到着することができました。博多のイルミネーションは何回も見てますがとてもきれい。

最長片道切符の旅最後の夜を過ごす博多では「ドーミーイン博多祇園」に宿泊。夕食は「いちたか」にてもつ鍋をいただきました。最長片道切符の旅はこの時点で20日目。経路上で乗った列車は197本とすごい挑戦をしてることを温かいもつを食べながら感じました。ドーミーインの温泉で疲れを癒して翌日はいよいよゴールの肥前山口へ!

最長片道切符に挑戦(9) ゴール!肥前山口編へ

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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