2020年最長片道切符に挑戦!(2)東北のぼったりくだったり。

最長片道切符 北海道編はこちら

目次

4日目 弘前から山形 絶景の日本海!

2020年10月21日

【18】弘前(6:46)→東能代(10:41) 五能線

弘前で購入した青森名物「イギリストースト」を食べて五能線の快速列車に乗車。使用されるキハ40形気動車は数少なくなっており貴重な存在。

五能線を走行すると進行方向右手に見えたのはリンゴ畑。きれいな赤でおいしそう。たくさんあって山形によく行った私からするとでかい🍒みたい(笑)

五能線は日本海に近くかなりの絶景。鯵ヶ沢駅からはほぼ海岸線に沿って走り海が見えなくなることがまずありません!深浦駅で弘前行と行き違い。

【19】東能代(10:56)→秋田(11:44) つがる2号

バスケの町の能代市に入って東能代に到着。かっこいい顔立ちの特急つがる号で奥羽本線を南下します。秋田駅に途中下車した時にきっぷを見て職員が「これわかりやすい」とつぶやいてました。ちなみにきっぷについているルート表は私が当時大宮駅で差し出したものと同じです。

秋田駅エキナカで昼食で稲庭うどんを食べました。細くものどごしがありあっという間に平らげました。

【20】秋田(13:00)→坂町(15:59) いなほ8号

秋田からは羽越本線に入り特急いなほ号で一気に新潟県まで行きます。途中金浦駅で線路内発煙があり40分ほど列車が遅れましたが特に工程に影響はなし。村上駅到着前に車内の電気が落ちましたがこれは電源が交流から直流に変わるためであって普通の光景です!村上を出るとあっという間に降車駅の坂町。

【21】坂町(17:12)→米沢(19:15) 米坂線

坂町と米沢を結ぶ米坂線は1両のローカル線で越後金丸を過ぎると再び山形県。今泉で山形鉄道を見てからは私の第2のふるさと米沢。

米沢駅の駅舎は旧米沢高等工業学校(山形大学工学部)の校舎を模した洋風のつくりで小さい時から変わってません。夕食は「なみかた羊肉店」の義経焼で米沢市民の心の味かつ父の実家でよく食べた思い出の味。

【22】米沢(20:28)→山形(21:14) 奥羽本線

満腹になって駅で改札に入るとき、職員が「おー!」と驚いてました。そしてここから秋田県まで再び奥羽本線を北上。この車両は父の実家までの鈍行旅の時によくお世話になりました。1992年の山形新幹線開業に伴い奥羽本線は線路幅を1067㎜から1435㎜に変更されました。

山形駅で「ビジネスホテルおかざわ」に宿泊。寝るだけなのでこれで十分。部屋の中には懐かしのダイヤル式電話があり少し驚き。

5日目 山形から新地 新幹線と在来線の繰り返し

2020年10月22日

【23】山形(7:01)→新庄(7:46) つばさ171号

朝食を食べた後、山形新幹線の自由席で1999年に新幹線が延伸した新庄まで乗車。

【24】新庄(7:55)→大曲(9:38) 奥羽本線

新庄まで新幹線に合わせて線路幅が広めの1435mmでしたが再び日本の鉄道で多い1067mmに戻ります。線路幅が違うため乗り換えは必須です。山形から秋田にまたがる雄勝峠の区間は本数が少なくなります。県境手前の及位駅(のぞき)は難読!

【25】大曲(9:50)→盛岡(10:49) こまち10号

花火て有名な大曲からは初乗車の秋田新幹線で東に方向転換します。この田沢湖線も山形新幹線と同じく新幹線開業に合わせて線路幅が1435㎜に変えられました。新幹線は多いですが普通列車は赤渕田沢湖間が上下合わせて一日8本とかなり少ないです。盛岡駅で青森方面からのはやぶさ号と連結!

【26】盛岡(11:42)→新花巻(12:25) 快速はまゆり3号

昼食で名物の盛岡冷麺をいただきクールダウン。その後釜石線に直通する快速はまゆり号に乗車します。車内はリクライニングシートの快適仕様。

【27】新花巻(13:19)→北上(13:29) やまびこ58号

宮沢賢治のふるさと花巻を通って新花巻で1時間近く新幹線待ち。その間に新幹線が通過しましたが最高時速は320㎞/h!一瞬声が上がってしまいました。50分以上待ち時間があったものの乗車時間はたった10分。席に座ってすぐに到着放送が流れてゆっくりできなかった…

【28】北上(13:56)→一ノ関(14:36) 東北本線

この日は新幹線と在来線を乗ったり降りたりの繰り返し。牛肉で有名な前沢と世界遺産の町平泉を2両編成の電車が駆け抜けていく。

【29】一ノ関(14:50)→古川(15:09) やまびこ60号

一ノ関からまた新幹線でこまちの車両は2度目。なおこの区間は自由席が1000円ですがなぜか安くなるかもしれないと思いくりこま高原で分割して買って760円余分に支払いました(笑)

【30】古川(15:45)→小牛田(16:00) 陸羽東線

温泉と名前が付く駅が多い陸羽東線は奥の細道湯けむりラインの愛称がついてますが乗った区間は特に温泉は見つからず…

【31】小牛田(16:34)→石巻(17:09) 石巻線

石巻線に乗り換えますが車両は陸羽東線と同じ。前谷地から気仙沼線が分岐してるものの東日本大震災の影響で鉄道は柳津まででそこから気仙沼はバスによって道が確保されました。私は一度も乗れませんでしたが採算を考えるとかなり難しい。石巻駅で途中下車して駅舎には漫画家石ノ森章太郎のキャラクターが。

【32】石巻(17:27)→仙台(18:50) 仙石線

仙石線は各駅停車でのんびり旅。最初に乗ったのは2010年の夏ですが乗車日7か月後の東日本大震災によって甚大な被害を受けました。その後復旧の際は線路が内陸側に移設されて営業距離が短くなったので改めて乗車となりました。

仙台駅に到着して夕食は牛タンを食べましたが歯ごたえがあっておいしい!

【33】仙台(20:00)→福島(20:22) やまびこ156号

仙台から本日3回目のやまびこ号。なおこの区間は自由席料金が1870円ですが白石蔵王で分割して購入すると1760円で110円安くなります。

【34】福島(20:51)→岩沼(21:50) 東北本線

宮城から福島に南下して普通列車で再び宮城へ。6両編成の普通列車はかなり空いていました。

【35】岩沼(21:59)→新地(22:30) 常磐線

岩沼駅から常磐線に入り再び福島へ。浜吉田から先は東日本大震災によって線路が内陸に移設されました。

列車から降りて駅前の「ホテルグラード新地」へ。本来は南相馬市まで南下しようとしましたが寝る時間を確保したいのと翌日乗る列車が同じになるためこの地を選びました。ホテル内のお風呂であったまって洗濯をして0時ごろにお休み。

ちなみにこの新地駅では2011年3月11日に津波によって列車が大破しましたが乗員乗客は高台に避難して無事でした。復興が進んでますが忘れてはならないと東北をよく旅した自分として感じました。

次回は信越地方へ入ります!

最長片道切符(3) 信越編へ

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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